第68話 再び影の王国へ行こう

 もしや……俺は青ざめてベッド脇に設置されている目覚まし時計を見た。


「うっぎーーーー!! 明日になってるーーーー!?」


 目覚まし時計は冷酷にも深夜の1時を指していた。影斬りの刃も無い?!


「あ、おにいちゃん……。 そういえば、学校の先生がすっごく怒ってたよ……」 

「うぎっ?! うっがーーー!!」


 死んだ……。学校行けない……。

 先生が怖いから……。


「影洋くん……ご愁傷さまだけれど、学校行こうね……」

「うん……」


 杉崎の優しい言葉で俺は更に追い詰められた?!

 さて、どうする? 


 外の雨は土砂降りとなってまだ降っていた。

 世話焼きの杉崎からおにぎりをたくさん貰った。


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