アナタになんかわからない!!

@uwm54213

第1話

「オイ、カネ貸せよ」

教室で城ヶ崎ルイがサバイバルナイフを

ちらつかせながら、クラスメートを

脅していた。

「あっ、ありませ〜ん。ないんです。

本当です」

クラスメートは心底、怖がっているようだった。

「テメーッ、ウソついてんじゃねぇんだろうな。

ぶっ殺すぞ」

ルイがクラスメートの喉元の辺りにナイフを

突きつけた。

「ヒィーッ、助けて、助けてください」

「まあ、いいか」

ルイがナイフを引っ込めて、自分の

席に座った。

「よお、あいかわらずツッパってんなあ」

クラスメートの天敵、生糸(きいと)アツシだ。

「あれか、生理か?欲求不満か?」

「やかましい。テメェみたいなハンパ野郎に

アタシのナニがわかる?!」

「まっ、いいけどな。しかしほどほどにしとけよ。

これ以上ヤバイと、学校側🏫🏫🏫🏫も警察👮‍♀️👮‍♂️👮‍♂️👮‍♂️も黙ってないかもしれないぞ」

「そんなもん。別に怖かねぇや」

ルイは虚勢を張って、ナイフをこれみよがしに

ペロリと舐めた。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る