ブルーラグーン。

 男性体に不慣れでのぼせたのと、ルツは知恵熱も有るだろうって言ってて。


《ローシュはまだまだ若いですね》

「五月蝿い」

『小っちゃくて良かったねローシュ』

《大丈夫ですかローシュ様》


「ダメー」

《魔道具の整理はまだ掛かるみたいですし、暫く滞在しましょう》


「けどココお金って言うか」

《はい、ほぼ物々交換ですが、私とネオスで良い交渉が出来ましたから大丈夫ですよ》


 お金、とは言ったけど。

 金は神々への捧げ物、同盟国同士が相手の神を称え送り合うべきとされ、貴族でも迂闊には取り扱いが出来ない。


 私利私欲で溜め込むと天罰が下る、とされていて、ネオスの国の神殿でも厳重に取り扱われている。

 そして何より金に実利性が無いので、何処も欲しがらない。


《何を交換したんですか?》

《ハーブにシルク玉ですね、ココではシルク作りが難しいですから》

「糸の方じゃないのね」

『それとドゥドの実、ココだとマルベリーだっけ、瓶詰めと茶葉』


《本土で頑張って貰うそうで、先ずは参考にと、彼女を経由して取引して頂きました》

フィフラナナカマドが羊を渡してたから、今日は羊肉が出るかもよ』

《こうしてみると、貨幣を使う方が少ないんですね》

「ココは特に資源が限られてるものね」


《鉄貨も結局は材料ですからね、そう消耗しなければ余りますし》


 キャラバンが共通通貨としているのは、銀貨と鉄貨と銅貨、それと玉とガラスと貴石。

 けど基本は物々交換、ココで泥を買う時には材木か食料か炭か。


 って言うか、海路のキャラバンにとっては船を安定させる良い重り程度の扱いなのよね、貨幣って。


《キャラバンって、御使い様が作ったって本当ですか?》

《らしい、ですね》


 ウムト達のグループは私達の国を後ろ盾に動いているキャラバン、キャラバンとは国家を持たない民族集団、ジプシーやロマも含む商業団体の総称。


 ココまで組織化出来るって、やっぱり転移転生者絡みよね、って感じ。

 共通貨幣を仕切れるのも、国同士の緩衝材になれるのも、流動体として存在しているキャラバンならでは。


 それと情報操作用の鳩、サーカスや吟遊詩人寄りの存在の技芸を売り物にしているロマやジプシーも、実は同じ共同体。

 ただリーダーによって国の後ろ盾は其々、だからルートも複数存在してて。


「ぁあ、ココの泥の存在を知っていたら」

《皮膚病だけでは無くて美容用でもありますけど、ローシュは興味が無いですからね》


「けど、でも、ココに家が欲しい」

《そんなに温泉が好きだったとは、なら次はドイツにでも行きましょうか》

『多分有るよ温泉、ウチにも』


《そうでしたか?》

『ヴァラディヌム、ハンガリー近くのオラディア』


《有りましたっけ》

『街の外れにぬるい水が出る時が有るって、子供達が言ってた』

「凄いわね、情報網」


『ローシュに言われて女漁りしてた時だよ』

「あぁ」


《世代交代させたい貴族にでも掘らせますか》

『だね、危ないって言ってたし』


 ココは本来、何百年も後に地熱発電用として掘られる筈で。


 けれど転生者にロウヒが保養地の開発を任されて、そのままフィンランド領になっちゃったらしい、しかも泥のお陰で独自のキャラバンを保有出来ている珍しい場所。


 けれど外部のキャラバンを受け入れる保養地、そうしてキャラバンに守られている土地。

 魔女を良い魔女としてるキャラバンだけしか入れない、キャラバンが守ってくれてる安全な魔女の土地、しかもエルフも居る。


「ルツ、似た人は?」

《髪色なら、ですけど顔や耳の形が合う人は居ませんでした》

『ネオス達にも探させたけど居なかったって』

《背格好は似てる人が多いんですけどねー》


「ココじゃないなら、何処の系譜の方なのかしらね」


《そんなに気になりますか?》

「居るか居ないかもだけど、やっぱり近親婚は避けたいし、子の体質がどう出るか知れたら良いなと思って」


《出さないで過保護に育てますから大丈夫ですよ》

「その神話何処かで聞いたわよね」

『えっと』

《バロール神、でしたっけ?》


「そうそう」

《そしてケルト神話のルグ神が、アイルランド神話のバロール神を祖父としている。やはりフィンランド神話が北欧神話の系統から外れる根拠が民族的なモノだ、との説だけで押し切るのは無理が有るかと》

『ロウヒ、モルガン・ル・フェイ、ラウフェイ。どう考えても同じっぽいけど、それこそ少し発音が違うだけで違う意味になっちゃうしなぁ』


 名を出してはいけない神、トリックスターの神、掻き乱す神。

 ラウフェイの。


 名を呼べば来ちゃうかもって、本当、大罪より怖がられてるって凄いわよね。


「でも変化する事も有るし、分からないわよね本当」


《ならやはり鎖国一択ですね》

「それでも、よねぇ」

『温泉が出来るまでドアを設置したら?』


「アレだけなのよ、3対だけ」

《えー、ならイルマリネンさんの家の物を撤去させても良いんじゃ?》


「何かの切っ掛けで仲直り出来るかもじゃない、もう因果律に縛られなくて良いんだし」

『あの感じは無理だと思うよ、だって許されたく無いんだもの』

《なら難しいでしょうね、アンジェリークに崇めるなと言う位には》


「ぁあ、イライラするわぁ、結局は拒絶されたく無いだけの自己中じゃない」

《その状態で話し合っても、結局はお互いに本音で話し合えたとは思えないでしょうね。償いをしたい、されたくない、力関係が一方向ですから》


「そうね、脅しましょう、ロウヒを使って」

《ふむ、良かろう、と言うかガンガンやってしまうが良い》

《そうイルマタールに推されると、反対したくなるんですが》


《アレは神性を得て魔道具、鍛冶神だと言うのに何も作らんのだ、いずれ来るかも知れぬ次代の為の備えをアレにさせたいのだよ》

《ならさせましょう》

『ドア作らせようよ、イルマリネンとワイナミョイネンの家のドア、それで回収すれば楽だし』

「強硬手段に関しては天才的なのよねぇ、任せたわ」




 こう、また次の日に来客が有るとは、凄く珍しい。


『ローシュの使いだよ、開けて』


『ぁあ、ワイナミョイネンのなら』

『遺品整理と、アレと同じ魔道具のドアを作らないとロウヒを殺すよ』


 ワイナミョイネンを殺したのか。

 いや、なら僕の所に来ないで魔道具を全て得れば良いだけで。


『復讐が怖いなら』

『怖くないけど、殺しても良いんだ、じゃあ』


『待ってくれ、何が狙いなんだ?』

『遺品整理と魔道具のドア。次の御使いの為に、この国の為に備えないならロウヒを殺す、足りないなら他に何でもするよ』


『魔王も一神教も、ココには』

『悪い御使いが来たらオウルは簡単に消える、けど良い御使いが来たら国とロウヒの家族の助けになる、要は他の国の迷惑にならない様にしろって言ってんの』


『君は何処の』

『ルーマニア、魔女を保護してる、だから協力して』


『なら、そう、最初から』

『言って信じた?』


『いや、確かにこうなると、最初から甘い事を言われていたら警戒していたかも知れないけれど』

『だってイルマリネンの大事なモノがロウヒだけかどうか分からなかったし、良い奴か悪い奴か分からなかったんだもん』


『良いか悪いかで言えば』

『どうありたいか』


『それは、良い存在ではありたいけれど』

『なら早く整理してドア作って、本気で殺すよ、それで一神教のせいにして国を混乱させる』


『分かったから脅さないでくれないか』

『脅しじゃないよ、本気、民が逃げ出したらロウヒも悲しむだろうね』


 ワイナミョイネンの様に知識を持つ者が、恐ろしい者が統治する国だと言っていたルーマニア。

 その国の魔女の使いが、本気でロウヒを殺そうとしている。


『分かった』




 大きな鏡に覆いが掛かってて、イルマリネンが作った指輪を付けてる人が覆いを捲ると。


『ぉお、凄いじゃん』

『元は子供を逃がす為の出入り口にと考えていて、そう、機会も無かったから』


『仲良くすれば良いのに』

『君が嫌う者に馴れ馴れしくされても嫌だろうに』


『まぁ、だけどさぁ』

『それも脅す気かな』


 そうしても、多分ロウヒもローシュも喜ばないだろうし。


『いや』

『で、後は伝書紙だね』


『うん、凄い便利』

『そう、ウッコに頼まれて作ったのがこうなるなんてね』


 神様の嘘が分かるの、不思議。

 多分ロウヒとやり取りしたくて開発して、しまってたんだろうなぁ。


『それ、ウッコは姿を見せないの?』

『神話と同じく気紛れだから、だから僕に頼んで来た時も、いつものかなと』


『あー、ウチも、気が付いたら門前に置かれてた』

『ぁあ、多分それだね、ドアの前に獲物だけ置いてったりするんだよ。大概は雷鳴が合図』


『あぁ、確かに鳴ってたって聞いたかも』


『言う事を聞けば、ロウヒを殺さないんだろう』

『生きてる確認、どうやってするの?』


『ロウヒの血族のフィフラが向こうに住むと言うんだし、その子にも指輪を渡すから、何か有れば言って来るだろう』


『手紙?何で?』

『会う気が無いからだよ』


 大好きなら。

 ぁあ、こんな感じでローレンスはネオスにイライラしたんだ、成程ね。




《ローシュ様、懲りないんですね?》

「もう女性体だから大丈夫、な筈、どう?ファウスト」


《有ったのが無くなると、ふと見た時にビックリしちゃいますね》

「分かる、けど直ぐに慣れるわよ、準備は良い?」


《はい》


 ローシュ様がどうしても女性体でも試したいって、だから今度は僕が女の子の体になって、一緒に温泉へ。


「幼いと殆ど変わらないのね、可愛い、羨ましい」

《切り取って交換出来たらします?》


「私の顔のファウストは可哀想だからしない。あ、お湯跳ねに気を付けてね、目には悪いから」

《はーい》


 ココには殆ど女性は居ない。

 居ても地元の人か、本当に療養に来ててベールで顔を隠してるか、ローシュ様みたいな人は付き添いが殆ど。


 乾癬かんせんって移らない皮膚病を治す為に来る人が多い、梅毒とかの症状と間違われるのが嫌で、治す為に来るらしい。

 そのせいで偶に本当に梅毒の人も来ちゃうから、完全に隔離して違う場所で療養して貰ってるって、それに他の移る病気の人も同じ様に隔離と治療をされてる。


 だからココでは色々な検査をして、大丈夫な人だけ、体も髪も良く洗って。

 それから女性の髪には特製のパックをして、ガーゼで巻いてから、お湯に漬けない様に入る。


「ヒマワリ凄い貴重なのよね、なのに贅沢に使えるなんて。あの子に沢山植えて貰って、ウチでも同じの作りましょうね」

《それに椿も、楽しみですね》


「お花畑の国、最高よね」




 この温泉地は移る病気の者は使えないと知っていても、敢えて来る者も居る、他の者にバレない様に療養する為。

 そうした者の専用の船も有るとかで、貨幣が余計に良く溜まるらしい。


 俺もこの中に居たかも知れないと思うと、凄くゾッとする。


『フィフラ、向こうの保養地とは違って、結構過酷だけれど』

『稀に病に支配されて病を広げようとする者が現れますから、直ぐに出られる様にするワケにはいかないんですよ。それに既に2回以上薬を処方されていて、愚か者な場合だけ、意図せず移されてしまった者は向こうです』


 待遇が良い方へは遠くから見るだけに、けれども病気の種類によって区分けされ、比較的好きに過ごせている。

 ただ相互監視にもなっていて、厳重な方で直ぐにも問題が有れば鐘を鳴らして知らせる事が出来る、自主的に見張りをしてくれているらしい。


『キャラバンに入り込む事は不可能、ココで大人しく治すしか無いだろうに』

『私達はショーヤタールの病憑きと呼んでます、病に憑かれ、撒き散らそうとする。理性を失った者に優しくしても、見返りは病を移される事だけ、ですからこうするしか無いんです』


『ショーヤタール、ロウヒ、ロヴィアタールの名を逆手に取って、良くやるね』

『治せれば偽医者でも崇められますから』


『けどコレ、キャラバンが出入りする弊害じゃないかな』

『支えられているのも事実ですし、何処かに撒き散らすより、何処かに集められた方がマシかと』


『魔女とエルフを守る対価か』

『とも言えますし、良質な肥溜めでもありますよね、新しい病が出たら早く知る事が出来ますから』


『肥溜めね』

『楽しんで欲しいんですけど、皆さん必死ですから』


『言葉もそう通じないし、楽しむ余裕も無いか』

『楽団やロマはそう来ませんからね、海では楽器が痛みますし』


『君らは聞き飽きてるだろうけど、ココの民謡良いと思うけどね』


『ローシュさん、楽しんでくれますかね?』

『多分ね』




 ルツさんは今回の神話体系を纏めていて、ローシュは泥を得る為にファウストと保養所の手伝いをし。

 私はアーリスから話を聞き、ロウヒの話を聞く様にと言われ。


『詳しく聞くべきでは、と』

《ぁあ、大した事は無いのよ》


 彼女の古い記憶では、年老いたワイナミョイネン神が尋ねて来た頃で、ただいつだったのかは不明瞭だと。

 物語を辿る為なのか心配しての事なのか、彼は同じ姿で、夏至の日に毎年現れた、そして家族は黙ってエールと食事を分け与えていたのは覚えているらしい。


 そうして放蕩者なのかと思っていたが、自分は愚かでは無いレミンカイネンだと名乗る青年が家に現れ、妹を攫ってしまった。

 そこから本当に物語の様に争いが起こり、知り合いの青年がイルマリネンとして担ぎ出され、彼女こそロウヒだと言わされたと。


『脅されての事なのでしょう』

《だと思うわ、本当に普通の鍛冶師だったし、物語と同じ様に妹さんが居たから》


 そして家の適当な釜を渡し、王杯だとしてその場は収まった。

 けれども釜で魔法の薬が作れないとなり、レミンカイネンだと名乗る者が彼女の家へと訪れ、サンポを寄越せと。


『その、妹さんは』

《大丈夫、ワイナミョイネンが助けてくれて、それがあの子の祖先だから》


『あぁ』

《薬草を扱ってて、近くに鍛冶をする青年が住んでいて、他の村より少しだけ蓄えには困って無かった。ただ、それだけなのにね》


 困った村人達は北へ北へと逃げたが追い付かれ、彼女は大切にしていた植木鉢を投げ打ち、サンポは壊れたと叫んだ。

 だがそこで終わらず、大人しく帰ったと思った筈のレミンカイネンが青年を連れ、壊れたサンポを直せと命じた。


 そしてその凶行を知った近くのサミー人が青年と共に更に北へと匿ってくれ、数年が過ぎた。

 けれども再び見付かり、レミンカイネンが病を討ち倒す為だと彼女を殺そうとした時、物語と同じことを青年が叫んだ。


『彼は、傷付けてしまったと』

《分かってるわ、助ける為の事で悪意は無いって。なのに彼は物語と同じく去ってしまって、私が気落ちしてすっかり真っ白になった頃、ロマから手紙を頂いたの》


 良きロウヒになってしまった者へ、と題された手紙に、アイスランドの活用法や髪用の軟膏等の情報が書かれていた。

 そして手紙に書かれていた通り、その包み紙だけを燃やし、全てを書き写し本に。


 そしてキャラバンの力を得る為、指示通り一部を書き写し、情報を対価にアイスランドを開拓する事に。

 先ずはオウルまでの道で家族や村の者と合流し、オウルから大回りをしつつ仕入れをし、アイスランドへ。


『さぞ、大変だったかと』

《彼の作った道具が有ったから、けど、その時に彼もイルマリネンとなってたのだと思うわ》


 村人と精霊、神々と共にアイスランドを開拓しながら、キャラバンに頼んでいた品で書に有った通り軟膏を作り、手伝いに来てくれたサミー人に売って貰う。

 そう何度も繰り返すウチに温泉が出来上がり、気が付けば家族が増えていた、と。


『それで、その書は』

《最初のはもうボロボロになってしまったから種火に、コレが最近のだけれど、中身は同じよ》


『お借りしても大丈夫でしょうか』

《屋外に持ち出せない様に魔法が、ぁあ、多分ワイナミョイネンの家なら大丈夫な筈だけれど。ほら》


『ありがとうございます』




 ネオスからは本の書き写しの提案が、そしてローレンスからは同じくワイナミョイネン家で、フィフラの歌と演奏をローシュに聞かせる提案が。


《では、そうしましょう》


 そうしてイルマリネンも強引に加え、ローシュには老いた姿になって貰ってから、演奏を聞く事に。


『“どうでしたか?”』

「“どうして保養所で流さないの?”」


『“私達が聞き飽きてるからと、全然、考えもしませんでした”』

「“キャラバンに言って演者は3日だけタダにする、とか、習うとか”」


『“来てくれますかね”』

「ルツ、キャラバンに言えば演者を連れて来てくれないかしら」

《来ると思いますよ、美しい景色ですから》


「“料理も色々な国が混ざってて美味しいし、もっと良い保養所になると思うわ”」

『“あ、いえ、まだ暫くは目立たない保養所で良いんです。何処でも病気が直ぐに分かって、何処でも治療が出来る様になってから、豪華にするって一族の掟ですから”』


「“そう、でも演奏位は良いじゃない?”」

『“ですよね、掛け合ってみます”』


「“うん、ありがとう、行ってらっしゃい”」

『“いえ、コチラこそ、ありがとうございますローシュさん”』


 フィフラが鏡を使いロウヒの家に戻ると、やっとイルマリネンが現れ。


《アーリス、通訳を。イルマリネン、この本の存在を知っていますか?》

『“この本、知ってる?”』


『“いや、コレはワイナミョイネンが?”』

『ワイナミョイネンが書いたのか、だって』

《まぁ、そんな感じです、読み上げて貰って良いですかね、書き写したいので》


『“かもだって、書き写したいから読み上げて欲しいって”』


『“分かりました”』


 そしてアーリスはローレンスへ通訳をし、ローシュの口からは私へ、ネオスはそのまま書に。

 ファウストには疑問に思う所を書き出す事と、イルマリネンへお茶を淹れる役を担って貰い、ロウヒには魔道具のドアの隙間から聞いていて貰う事に。

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