治安の悪い料理教室

「……今から俺の言う通りにしろ」

「ひっ……」

「包丁で肉を切れ……早く!」

「は、はい!」

「それをミンチにして、赤い液体に浸せ」

「うぇ」

「あと……ねぇ、これいつまでやんのよ」

「え?」

「料理教えるのに、何で男声で物騒な役演じなきゃなんないの」

「そりゃ……面白いからだよ!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る