道案内
おじいちゃんは超がつくほどの方向音痴だ。
「なぁ、ここわかるか?」
「まあね。ついて来てよ」
僕はおじいちゃんの前を歩いて、どんどん進む。
「ここじゃない?」
「おお、ここだ。ありがとう」
おじいちゃんは、屈託のない笑顔を見せた。
僕は、目を覚ました。
「無事、あの世に行けたかな……」
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