<71>このまま死にたかった

誰も僕が生きていたって

何も何も見てくれない

それでも生きなきゃいけない僕は

殺されるのを望んでる


いっそのこと

殺人鬼でも襲い掛かって

僕を殺してはくれないか

生きていても苦しいだけって知ったのは

最近じゃなかった

ずっと前の苦しい記憶

思い出したくもないもの

だけどずっと脳裏に刻み込まれてる


誰も僕が死んでいったって

何処も何も悲しがらない

それでも死ねないただ一人の僕

狂気を胸に当てている


誰かが聞いて僕が答えて

君が離れて僕は一人で

何を望んでいたんだろう

何がやりたかったんだろう

やりたいことを見たことがないから


こんな人生に意味はなないよ

ただ押し付けられ閉じ込められ

生き地獄に陥るだけだよ


結局僕は何がしたかったんだろう

無駄に死ぬのは嫌だった

贅沢は言えない身だけど

それでも誰かの役に立って

僕は一人で死んでいたかった


このまま死にたいと思ったんだよ

そして地獄へ落ちたかったんだよ

地獄の鬼となった僕は

そのまま二度目の死を味わう

誰も君も

僕を忘れていき

目を背ける毎日だ

僕は満たされない日常に


凶器を突き刺す悪魔だよ

僕を殺せばいいじゃないか

平和になったらいいじゃないか

だけど顔に伝う涙は

隠せない僕の感情だ

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