<9>復讐

何で?

何で私を無視するの?


何で私が 標的にならなくちゃいけないの?


何で私をいじめるの?

先生に黙ってやってるのに 私の優しさが分からないの?


私は何もしてないのに 私は何も言ってないのに


八つ当たりを私にしないで

いつまで私は我慢する?


そうだ、復讐してやればいい


何で「やられたらやり返しちゃいけない」の?

人の気持ちを 勝手に私に押し付けるな


私は解き放たれたいの


私の気持ちは あんたには分からない

分かったような顔しないで

見抜くような顔しないで


なんにも分かってないくせに


そんな眼に私を映さないで


何がいけないの? 私は復讐したいだけ


止めないで、あんたは止めないで


私の目的は知らないでしょ?

私の復讐の仕方も 全部何も知らないでしょ?


そんな声で 私に話しかけないで


いいよ、あんたにも





死んで復讐してやるから________

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る