4話 コアダンジョン

 鬼が現れてから数日後、僕は夢さんの弟の莉生君と一緒に謎の黒穴に入っていた。


「どうよ? これはダンジョンだぜ」


「そうなのかな~」


「鬼倒したんだってなマスター」


「そうだが? お前も倒したいのか?」


「鑑定能力羨ましい」


「なんで知ってる……姉か夢さんから聞いたな」


「姉ちゃんにはすべてお見通しだ」


 そしてコアダンジョンでモンスターが現れた。


「ゴブリン?」


「鬼じゃないのか」


「どう見てもゴブリンだろこれ」


 その後ゴブリンを振り回してテレポーテショーンしまくって倒した莉生君が。


 そして鑑定能力ゲットしたらしい。


「やったぜ! 鑑定能力ゲット!!」


「夢さんは戦闘できないよな」


「いや姉ちゃんは空手の黒帯だぞ」


「黒帯なら勝てると?」


「たぶん」


 そしてすぐに連れてくる。


「増太郎君の鑑定能力はたしかに欲しいけど」


「空手やるじゃん」


「空手は人を汚させてから封印したんだけどな~」


 だがステゴロでゴブリンを倒したら鑑定能力を手にしてしまった。


 じゃあついでに連れてきたテルミさんもやってみた。


 熱弾でゴブリンを倒した。


 鑑定能力を得た。


「すごいですね」


 熱弾がかなり強力だ。


 だが夢さんの空手が思いよりもかなり強かった。


 なんだこの人出鱈目だ。強いってレベルじゃない。


 夢さんのテレパシー能力がかなり役に立っているような感じだった。


 ゴブリンの気持ちも日本語に訳してわかるとか。


 なんだそれ不思議だな。


 マスターの俺は力を増やすイメージでモンスターを倒している。


 モンスターの重さを増やしまくるともしくは石を重さを変えた石をぶつけて倒している。


 ただ増えていく能力を意識すると新たな能力が得れる。


【加速移動を獲得した】


 これで能力いやスキルか二つ目。

 能力は重さを変更できる能力でスキルは鑑定と加速移動。


「凄いですね加速移動を手に入れたんですね」


「あるいみあんたがチートだよ夢さん」


「姉ちゃんに隠し事は無理だぜ」


「加速移動ですかモンスターを倒したらスキルを得れるんですか?」


「わからん、俺だけかも」


 そんなこともあり、コアダンジョンの探索をある程度したら終えた。


 ダンジョンのことはよくわからない。


 けど最悪の行動は取らなかった。


 なんでもできるとは思えなかった。


 ダンジョンとはなんだろうかそれがわからない。

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