まったりM&A現場閑話★銀行Part.2
小説でも話題に出したりコメントもらったりしている、
『銀行さんにまつわる「え、そうなの?」シリーズ』
せっかくですので、まとめて紹介します。
(ネタ再利用ですみません♫)
① 商業銀行と投資銀行
前回も書きましたが、役割が分離しています。
・投資銀行
企業の資本市場における資金調達支援業務
株式など証券の発行、引受、自己勘定による取引などのリスクが高い業務も実施
・商業銀行
預金や融資など一般的な銀行業務(所謂通常の銀行)+α
比較的リスクが低い債券か、当局管理下での証券での資産運用に規制されている
最近緩和傾向ですが、リスクが高い投資銀行業務は社会インフラである商業銀行業務へ悪影響を与えかねないので、これらが分離されてきた経緯があるんですね。
とはいえ、アメリカでは金利上昇に伴い債券価値が下落、それを受けて大手銀行(SVBやFRB)が破綻しており、なかなか難しい問題です。
② 銀行さんを呼ぶとき、自分たちを呼ぶとき
商業銀行を呼ぶとき「御行・貴行」と言う慣習があります。
また、商業銀行員、投資銀行社員ともに、自分自身のことを「バンカー」と呼びます。
「……バンカーズアイデアなのですが……」
などと活用されます。
③ カバレッジとプロダクト
法人営業部隊のことを「カバレッジ」と呼びます。
対となる言葉として、財務アドバイザリーなど実際のサービスを提供する部門のことを「プロダクト」といいます。
金融業界の風習、やはり奥が深いですね♫
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