　舞台は現代、人外が人に紛れて暮らしている世界です。

　主人公は正体を知らないままヒロインに惹かれていくのですが、その過程が丁寧に描かれていて共感出来ました。些細な触れ合いに一つ一つドキドキするのが初々しいです。

　ただしヒロインは正体を隠そうとして一線を引いてます。

　本当はヒロインも惹かれているのに、その葛藤する心情が胸に来ます。

　しかし物語が進むと、遂に正体がバレてしまい、主人公の下から去ろうとします。

　私の正体は醜い、恐ろしいでしょう？と突き放そうとします。

　が、そこで主人公の男気！

　少々強引な手でヒロインを繋ぎ止めます。

　ネタバレになりますので詳しくは書きませんが、作中屈指の名シーンですね。ヒロインが照れ隠しで変態、特殊性癖と言うのもご愛嬌。

　無事両思いとなった後もお話は続きますし、むしろそこからが本番で、イチャイチャと幸そうなカップルになります。

　砂糖を吐く甘さです。

　甘々なラブコメを読みたい方には是非この作品をオススメします。

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