セロリと言う名の厨二病
天くじら
(1)真・リア充 (2)スーパーイキリボーイ
最初に断りを入れておきます。これは、なんの学びもない、現役中2女子の偏見が入り混じったコメディエッセイです。
♢
〈エピソード1 真・リア充〉
大抵の中2は、「リア充」というものを嫌っている(と思う)。その言葉を出せば、「リア充爆ぜろ」ならぬ「リア充禿げろ」と返されるだろう。そんな中、私の友人——Aちゃんとでもしておこう——は言う。
「リア充って、リアルで充実した生活を送っている人のことでしょ。てことは、家族や友達に恵まれている私もリア充じゃないの?」
なるほど。妙に納得してしまった。たしかに、誰がリア充は彼氏、彼女がいる人だと決めたのだろう。
私たちは、「真・リア充」と名乗り、今日も楽しく暮らしている。
♢
〈エピソード2 スーパーイキリボーイ〉
さて、まあ私にはいろんな友人がいるわけだが、その中でも、控えめに言ってかなりおかしなAくんについて紹介しよう。
まず、Aくんには主に2つのあだ名がある。
・スーパーイキリボーイ
・失恋メンタリスト
この2つを見てAくんがどんな人かわかったあなたは、天才か厨二病だ。
まず、ひとつ目にAくんはとにかくイキる。「俺、宿題とかだるいからやらねぇし」「俺、昨日寝てないんだよねー」エトセトラエトセトラ……。2個目に関しては、その日の授業中爆睡していたのであながちイキりとは言い切れないが。
そして、Aくんはとにかくいろんな人に告白する。おそらくうちの学年で「かわいい」と言われる人に聞いたら、ほとんどはされたことあるのではないだろうか。それだけで十分やばい奴なのだが、彼はめげない。何度も立ち直ってくるのだ。だから、メンタリスト。
余談だが、この後ちょうど国語の時間に「平家物語」をやって、「射切ったる」という言葉が出てきて笑ってしまった。
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