【蛍】

淡い光がまず一つ…

急流の如き街の開発で

暮らしはみるみる豊かになってゆく

整備と共に灰色のコンクリートは増え

緑は次々無く(亡く)なった

誰でも灯せる

ハッキリと眩い

蛍光灯の光は見れる様にはなったが

蛍にしか灯せない

淡く綺麗な

蛍の光は見れなくなった

淡い光がもう一つ…

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る