第15話止まぬ戯言　止まぬ雨

生まれた朝　心が動転する


君の望んだ朝ではないから


生まれた朝　寂しくなる


雲が泣いているから


偽りの仮面さえ忘れた朝


心は流れていく


川の流れが正しければ　素直に流れていく


すべては生まれ　すべては死にいく


溜息さえ　贅沢な欠伸さえも


耳をすまし　目をこらせば


変わらぬものなどなにもない


誰もが感じる事のでき事実


ほら君は眠たげな顔をしているけど


いつも心で会話している


そして　また　眠るんだ


生まれた朝　君もきっと生まれ変わるんだよ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る