第3話そっと感じていたい


幾らか僕らが

        

見え隠れする近頃


夢に追われとまどっていた


あの日に届く様に


ポストへ想いを入れる


「聞こえた・・・」


荷物を抱えた女性が


うずくまり


忘れかけた涙を堪能している


誰もが終わりを感じる今だから


いつだって


無邪気にしていたい・・・


涙を感じ流していたい・・・


あなたへの僕への


プレゼントは・・・


ガラス細工の


小さな・・・


小さな・・・


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