第20話母へ


多くの血が流れ去った

私は孤独を抱きながら在る町へ出る

その町は死人で溢れ僕を驚かせた

在る時僕を助けた神様が問う

この世は在れているけれど君なら救う事ができるはずだ

僕は頑張って努力して文章を書き続けた

救われながら沢山の努力をして救われる日を待っていた

多くの孤独が溢れ知識も底を尽き生きるのも困難だ

それでも生きているのは奇跡だ

貴方がいる限り大丈夫

そんな声が聞こえる

僕は負けなかった

魂に体を向けられ尊敬の眼差しで母を見ていた

一艇の船が母を連れてどこかへ羽ばたく

それはまるで飛空艇の様に僕達を連れ去って進んでいくかの様だ

生きて行くのに必要な物を全て載せている様だ

魂の船が一艇進んでいく

全ては僕達を載せて進む

その船は全ての人間達を乗せた箱舟の様だった

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