第十一話 初勝利にギルド訪問

 相変わらず草をはみはみしているグリーンスライム目掛けて俺は粗い石のナイフ刃を振るとそれは確かにスライムの体に傷を付けた。付けた傷からは赤色のポリゴン片が散るエフェクトが出ていてこういうところはゲームっぽいなと思ってしまう。攻撃されたグリーンスライムは酸吐きで対抗してきたが射程が短いので後ろに少し飛べば楽に回避出来た。石ナイフは3回程切りつけると耐久値がゼロになるようで1個で与えたダメージはグリーンスライムの10分の1程のHPを削った。手持ちの石ナイフではこの一匹しか倒せなかったので俺は石ナイフ作りとスライム討伐を何度か往復して、やっと素材を回収し終えたて一息着いた。


「ふぅ〜一時はどうなる事かと思ったけどなんとか素材集まったな、おっLvも上がってるな!」


 その後、2時間以上の時間を費やして手に入れた素材を換金するためにレインはギルドに来ていた。

ギルドに向かった。ギルドの建物は街の中にあって石レンガで出来た外壁が周りの家々とは明らかに違っていて少し迫力があった。中に入ると列が並んでいてその隣は少しガタイのいいムキムキでスキンヘッドのおっさんがつまらなさそうに腕を組んで座っていた。どうやら皆女性の受付にばかり寄っていてそちらには並んでいないらしい。俺は早くギルド登録がしたかったのでおっさんの方に行った。


「んっ?おう兄ちゃん、もしかしてボーダーの新入りか?カード発行かい?」


「あっそうです。お願い出来ますか?」


 受付の前に立つと以外にも気軽な様子で話しかけてきて手続きをしてくれた。


『クエストをクリアしました』

称号境界人を入手しました』


「あんたらボーダーが来てからもう5ヶ月くらいだがだんだん来なくなってきてもう忙しく無くなったかと思えば最近また増え始めてきて忙しくなってるんだよ今はルーシーのやつのとこばっかに人がいるがもうそろそろ人がいっぱいきて仕事しなきゃなんなくなる。ほんと嫌になるぜ、」


 手続きしてる時にもおっさんはペラペラと話しかけて来ていてそんなことをぼやいていた。多分それは第二陣が来ているからだろう。たしかアナクロがベータテストを始めたのが2月からで、正式サービスを開始したのが3月後半流行りだしたのが5月始めくらいで今がほぼ夏休みに入ったばかりということで次々にプレイヤーが増えているはずだ。


「おっとギルド初めてのボーダーは皆隣のルーシー、あの美人なエルフのねーちゃんなに集まるんで俺のとこに来る奴は珍しいくてな、つい愚痴っちまったおれはゴンドっていうんだ、よろしくな!よっし、ほら出来たぞ」


 そう言ってカードを渡して来たおっさんならぬゴンドさんにギルドカードの仕様やギルドについて教えて貰った後、広場に戻り余った少しのお金で露店に売っていた肉串を買ってベンチがあったのでそこに座り食べながらステータスを確認した。


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Name:レイン

Race:ホムンクルスLv.3→2up

Job:鍛冶師Lv.3→2up

(Sub)採掘師Lv.2→1up

 HP:298(+)→64up

 MP:106(+)→6up


 STR:82(+15)→12up

 VIT:75(+15)→10up

 INT:0

 MND:62(+)→9up

 DEX:93(+)→21up

 AGI:61(+)→5up

 LUC:32(+)→9up


 SP:8→up8

 [スキル]

 《鍛治Lv.3》《採掘Lv.2》《鑑定Lv.2》《MP自動回復(極小)Lv.1》《逃げ足Lv.》


 [武器]

 (右手)・粗い石ナイフ刃

 [装備]

 頭・

 胴・初心者の白シャツ

 腰・初心者のズボン

 足・初心者の靴

 [アクセサリー]

 ・

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 以外と沢山の方に見ていただいてSFの週間ランキングで10位以内にいつの間にか入っていました。めちゃくちゃありがたいです( ´ㅁ` ; )

 これからもぜひ応援やコメントなどしてくれたら嬉しいですm(_ _)m




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