下弦の月

未明の月よ、君は頼りなくなってしまった。

君はついこの前まで、私の道を照らしてくれていたではないか。

何百万年もの人類を、その手で助けてきたのではないのか?

今は、真夜中の星たちを追いかけていくだけではないか。


午前中、君がひとりぼっちでさびしそうに地上を眺めている様子が想像できるよ。

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