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目次
枷
あなたがそうしていたいならあなたがそうしていればいいじゃない
どうしてそれをこっちにまで押し付けようとするの
俺にはあなたが好き好んで枷をはめているように見える
でもそれであなたの気が済むのならそれはそれでいいじゃない
それがあなたが自分らしくしていられるのなら何も問題はないじゃない
まるで枷を分け与えようとしているみたい
俺には彼がとっても馬鹿な男に思える
それがわかって着いていく女は馬鹿な女だ
でもそれで二人のバランスが成り立ってるなら
部外者の俺がどうこう言う問題じゃない
「女は弱いから男が守ってやらなくちゃ」「女にキレる男なんて最低だ」
一見優しいようだけどあくまでも自分を格上の立場に置いている
でも女は女でそんな男が好きっぽい
だからそれならそれでいいのだ
それで二人のバランスが成り立ってるなら
外野からガタガタ言うことじゃない
でもとにかくお願いだからそれを俺に押し付けないで
なんでまたわざわざ男”らしく“しなきゃいけないの
だってあえて”らしく“しなくたって
俺が男であることなんざ一目瞭然であろう
どうしてそれ以上”らしさ“を強調するのさ
“男子たる者”とかそんなの面倒臭いし鬱陶しい
あなたがそんなのでいいならあなたはそれでいいじゃない
どうしてわざわざ他人の俺にそんなのを押し付けるの
あなたが女に何を求めているのか知らないが
彼女がそれでいいならそれでよくて
あなたが男として何を望まれているのかだいたいわかるが
あなたがそれでいいならそれで行けばいい
どうせ他人のことなのだから
だからこそ俺のこともどうか放っておいてくれ
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