2. 近年のお気に入り6選【メタル編】(前半)VICTORIUS/NORTHTALE/ARCHSPIRE
2010年以降の新しいバンドを中心に紹介していきます。
★近年のお気に入り6選【メタル編】
VICTORIUS
NORTHTALE
ARCHSPIRE
CRESCENT LAMENT
TUNGSTEN
DAMIAN HAMADA'S CREATURES
まずは前半から。
◆VICTORIUS
ドイツのパワーメタルバンド。サウンド的にはDRAGONFORCEをよりキャッチーにしたようなスタイル。
親しみやすいボーカルと、テクニカルながらツボを押さえたフレージングを見せるギターが肝です。
英語歌詞も複雑すぎず聴き取りやすく、恐竜にドラゴン、忍者やサムライなど、十歳児が好きそうな単語がてんこ盛り。
ノリの良い演奏が「童心に帰ってシンガロングしようぜ」と誘ってきます。
◇まずはこの一曲
「Super Sonic Samurai」 Album『Space Ninjas From Hell』(2020)
タイトルだけでお腹一杯なエセジャポニズム満載の外連味にニッコリ。日本のFATE GEARにもカバーされている、VICTORIUS名刺代わりの一曲。
◆NORTHTALE
Gt.のBill Hudsonを中心に結成された多国籍バンド。これ以上ないド真ん中を攻めたメロディックパワーメタルです。
1stと2ndの間にボーカル交代はありましたが基本は変わらず。
のびのびとしたボーカル、疾走するギターサウンドと、メロスピファンが期待するものをてらいなくお出ししてくれています。
脈々と受け継がれしメロスピの遺伝子がなせる業か、北欧のバンドではないのに北欧みをこれでもかと感じるギターのフレーズ。これだよ、これが聴きたかったんだよ、と毎秒うなずかされること必至です。
◇まずはこの一曲
「Shape Your Reality」 Album『Wellcome To Paradise』(2019)
完成度は2ndが上ですが、あえて1stから。序盤に固まりがちな疾走曲を中盤に堂々配置するのは確固たる自信の表われに他なりません。この曲を聴いて確信しました。
実を言うと元々メロスピなるものは苦手でした。斜に構えたくなるお年頃だったのでしょう。
認識が改まるきっかけとなったのはDRAGONFORCEの存在です。あそこまでブッちぎった姿勢を見せられたら、硬派気取りなどバカバカしくなりますよね。
◆ARCHSPIRE
カナダのテクニカルデスメタル。
個人的にはFIRST FRAGMENTやINFERIと並ぶ新世代テクデスですが、メロディアスな他二組とは感触の違う正面突破型。
リズミカルにがなり立てる個性的なボーカルスタイル、演奏もがむしゃらに突き進んでいるようできっちり噛み合っており、エクストリームなジャンルにも拘らず信じられないほどキャッチーに聴こえます。
この界隈のご多分に漏れずネジのぶっ飛んだバカテク集団です。
公式がプレイ動画を上げていますが、実際弾いているのを見ても、私のような木っ端プレイヤーには何をやってるのかさっぱりわかりません。
◇まずはこの一曲
「Drone Corpse Aviator」 Album『Bleed The Future』(2022)
MV (グロ注意)も秀逸なアルバムのリードトラック。メイキング動画や保護者参観 (!?)の動画も合わせて二度三度美味しい……かも。
余談ですが、SIX FEET UNDERとか、EXHUMEDとか、デスメタルってどこかカワイイ要素がある (個人の感想です)気がするのですよね。
何かの間違いでF1層とかにウケてデスメタルブームが来たりしないかしら……と密かに思い続けていますが、まだその時ではないようです。
後半に続きます。
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