きんようび
(また?)
次の日も、その封筒は郵便受けから回収した広告に紛れていた。
(こう言う、手間暇かかる悪戯をする暇人って 本当にいるんだ)
水色の封筒を取り出し、テーブルに置く。
(開封なんかせずに、捨てるべきかな?)
まずは、他のいらない広告を捨てるためにゴミ箱へ向かう。
テーブルに戻る途中、小物入れに手が伸びていたらしい。
無意識に引き出しを開けて取り出す、ペーパーナイフ。
気がつくと俺は、それで封筒を開けていた。
(何で開封するかな、俺。)
中には、昨日と同じ様じ封筒の大きさと不釣り合いに小さい ピンクの便箋。
取り出して開くとそこには、丸文字なひらがなで こう書いてあった。
<あと、ふつかだからね☆>
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(<みっか>は<3日>で、<ふつか>は<2日>って事だよな?)
昨日と今日の便箋を俺は、テーブルに並べて眺める。
(これに、何の意味があるんだ?)
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