VR訓練

「今回の訓練では大規模反攻作戦と同時に行うある作戦の訓練を行う事となるわ、その内容は大気圏離脱を行う宇宙船数隻の中で囮の偽物と本物、その中で囮艦に乗って本物の宇宙船を指定した航路までの護衛、1隻でも追跡から振り切れば作戦は完遂」

「あの〜その訓練と言うのは?」

スレイドが疑問を言った、

「23Lから23Pまで多数のメンバーが離陸までの時間稼ぎの後に貴方方23G隊は囮艦で先行して宇宙を出てからAIと抗戦、その訓練を行う、ただし護衛の宇宙船についての詳細は機密事項とする」

「一体ソレは?反攻作戦の筈では?」

ケネスが懸念を示すと、

「…宇宙船の搭乗手続きは大幅な簡素化をした、チケット1枚で楽々に慣れたけども。其処を突いて護衛の宇宙船は民間人が乗るの…そして行き先は月では無い」

「『』ですか?」

「…そ…彼処では『反セシリア症候群』があるだろうけども其処で生活する事を決めたなら問題は無い」

詰まりは地球放置計画、

「ではVR訓練開始」

訓練後、

「全員無重力に振り回さてるね、全員やり直し」

4回目。

「前よりましだが、まだまだ!」

数え切れない程にやって…

「AIが何処まで学習して進化するのかは分からないがコレでベストと言える。決行は一ヶ月後!ソレまでは訓練も怠らない事!」

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