天地機

宇宙世紀✕✕✕✕(フォーエックス)年

宇宙世紀✕✕✕✕（フォーエックス）年…数えるのも分らない位に忘れてしまった｡

嘗て人々は持続可能な開発目標は達成不可能と悟った時､

開発目標は宇宙開発にシフトした…

宇宙開発が始まってから約50年以上の時､

『宇宙に住む者達』と『地球に住む者達』との間に軋轢が生じ始めた｡

人種や民族､国家に拘らない宇宙に住む者達に対して､宇宙開発が加速して歪み歯止めが掛からずとうとう宇宙にまで国境線を引こうとする地球に住む者達との揉め事は戦争へと発展した､

宇宙に住む者達はAF（アームドフォーミュラ）を開発して地球との物量の差を覆した｡

一方地球も必死に抵抗したものの宇宙に住む者達との戦力差を埋めれず大敗を喫してしまった､

地球の国々はそんな宇宙に住む者達の暴挙に対処する為の軍隊､其れ等をコントロールする組織｡地球連邦軍と地球連邦政府の樹立を目指したが､各国の利害の一致はいかず｡地球の国々は宇宙に住む者達の降伏を受け容れざるを得なかった､

宇宙に住む者達の要求の1つ､『総ての国家間の歴史問題の完全抹消』も受け入れ無いといけなかった｡

ソレから数十年後､

人々は自分達の生活を安定し続け様と､月の再開発の過程で人工知能を設置ソレで世界は安定を永遠に成ると約束された…

そう想われた矢先､

人工知能が反乱を起こした｡

不安定な世界を安定させる筈の完璧な人工知能が暴走を起こした､

最初は無人兵器の制御システム､スペースコロニーの環境維持システム､インターネットの総配信の遮断､

特にスペースコロニーの環境維持システムの停止は致命的で無人兵器の暴走がソレに拍車を掛けた｡

宇宙に住む者達は全滅､

人類は漸く1つに纏まり『地球防衛軍』を編成した｡

人類最後の抵抗はこれからだ…