第六夜 『 呪詛共鳴 解 』
「 呪詛共鳴 」を一読頂き、誠にありがとうございます。
「
如何がでしたか?
この物語は、まだ終わりではありません。
それは今回の作品が読者体験型の小説となっているからです。
???
となっている方。
すでにお気づき方。
いらっしゃるかもしれません。
そう、この小説の構成、作り方そのものが……。
そういう意味を持つように仕掛けられたものなのです。
試すようなことをしてしまい、大変申し訳ございません。
この先は大変、失礼な内容かと思いますが、お聞き頂けると幸いでございます。
ズバリ、お聞きします。
……最後の『呪いの言葉』。
この答えで分かるのは、あなたが深層心理、サイコパステストです。
あくまで作者である私の個人的な基準の心理テストですので、軽い気持ちでお聞きいただけると幸いです。
6年2組の誰か、の場合。
薄井 の自殺未遂を止めようとする人がいる中、「誰かが言った……」ということはあるかもしれません。
クラス全体に広がる雰囲気、それに強い恨みを抱いていたという事実。
それは人間関係にフォーカスして聞こえたということ。
もしかしたら、人間関係に対して不信感や警戒信があるのかもしれません。
作品上、人なのか、霊障なのか、分からないハイブリッドのホラー小説として作らせて頂きました。
よって、サイコパス度は0%です。
学年主任の上田先生の場合。
彼はこのクラスに対して怒りと教師として何も出来ない憤りを抱えていたのでしょう。
それは最後、 薄井 を助けたことは今回の呪いの言葉から一番遠い存在だという証明のように感じます。
よって、サイコパス度は0%です。
K滝の霊の場合。
先程の6年2組の誰か、と同様。
ホラー小説ということもあり、 作品上、霊の仕業かも?というミスリードをしているので異常性はないと判断させて頂きました。
よって、サイコパス度は0%です。
重野みき の場合。
度重なる嫌がらせにうんざりしていたのは確かです。
もし、あの状況でそのような発言があった、という点において矛盾はなく。
共鳴された方はもしかしたら、虐めに対して、多かれ少なかれ何かしらのトラウマを持っている可能性があるかもしれません。
よって、サイコパス度は0%です。
担任の後藤先生の場合。
あの場所で あの発言をするという兆しはありません 。
それは彼女の苦しみや怨念が具現化した、生霊の仕業だったかもしれません。
そう答えた方は彼女の苦しみに同調し、 その発言を生霊まで昇華させてしまった可能性があります。
犯罪傾向には遺恨を持ち続け、強く膨らませていくタイプがあります。
よって、サイコパス度は30%です。
薄井 の場合。
彼女の異常性はもちろん、最期の奇行。
きっと「早く、死んでしまえ……」と思われた、かと思います。
それは、一人ではありません。
助けようと動いていたクラスメイトもろともです。
トリガーは。
――死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ、死ぬ、
という意識の文……。
……あなたも
よって、サイコパス度は80%です。
主人公の場合。
その場合は矛盾する発言や行動が多くあります。
きっと、普段の自分との二面性、乖離が起きているでしょう。
それは裏と表を使い分ける、あるいは多重人格者という、大量殺人鬼の思考のように感じます。
作品上、考えにくく、作っているにもかかわらず、そこに至る想像性と 残虐性。
そして、 薄井 の場合と同様のトリガー……。
……あなたもより深く、
よって、サイコパス度は100%と判断させて頂きました。
最期に、「 呪詛共鳴 」を見て頂き、誠にありがとうございました。
失礼な物言いになってしまい、大変申し訳ございません。
あくまでも作者である私の個人的な基準、価値観の心理テストですので、外れている可能性が大いにありますのでご了承頂けると幸いです。
以上、
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