ウィルス再生機

 ここなのか?中にはどこから入れば良いん

だ?…ここから侵入出来そうだな。行ってみ

るか。


 侵入してから沢山のウィルスを撃破、また

撃破を繰り返し進み、光が強い方へ向かうと

奇妙な音がしてきた。


 ウィーン、ウィーン、ウィーン


 何の音なんだ一体…あっあれは?まさかウィ

ルスを創っているのか?取り敢えずウィルガ

ンで連射してみるか?


 バババババババッババッバババババ!


 全然効いてる気がしない。一体どうすれば

?ウィルスリセットシステムも大量に投げて

みるか!それっ!!


 ……ブッーブァーン!!


 おっ周りの光が弱まって来たのか?もしか

したらバリアみたいなのか?


 その時、とてつも無い力で吸い寄せられる

感じがしていた。なっ何だこの力は、光の中

に引き寄せられる!!


 ギュッギュギュー!


 まっ不味いなこのままだと…どうすれば良

いんだ!


 ギュルギュルッギュ!!


 たっ助けて!!ミヨ!!助け…たす……。


 俺は気絶してしまった。

 …と思っただけだった。気付いたら白い部

屋に戻っていた。


『大丈夫ですか?少し情報が足りなかったで

すね。対策を練り直します』


『いやーっちょっと焦ったよ。本気ヤバかっ

たかも…良かった。そう言えば、ミヨと通信

出来るんだな!!』


『会話自体は出来かねますが、メンタルイン

ジゲーターが激落だったので、強制退却で戻

しました』


『メンタル激落か…なんか情けないなぁ。ア

ハッハハハ』


『仕方ないのでは。なんせ初めての戦場なの

で、其れに無茶をさせられません。其れにし

ても気になりますね。引き寄せられる時の高

エネルギーが!少し調べてみます。少しお待

ちを』


 俺はその時、少しビビっていた自分がいた。

何故なら、甘くみていたからだ。あの時ミヨ

に強制退却されていなかったら、俺は一体ど

うなっていたかと思うと背筋が凍る思いがし

た。

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