火星の玉遊び
『次のバトルは24時間後になります。開始
時間までの確認はお持ちの時計で確認出来ま
す。ボタンを押すと画面が残り時間を表示し
ます。』
本当だ。もうすでに時間は動き出している。
なんか焦る感じがするなぁ。それで、次のバ
トルは…詳細は確認できるにかぁ?ミヨ?
『詳細確認出来ます。そちらのスクリーンに
タッチして下さい。』
これ?だよな?おっ…なになに?火星人カ
ーコ。体型小さい、見た目は人型かぁ。顔つ
きは大人しい。そっか!撃破条件は玉玉を落
としたら負け。敵の玉が落ちるまでプレイす
るのかぁ。そして勿論、玉玉王者だよなぁ。
んっ!アースでは剣玉に似ている?剣玉かぁ
…やった事ないなぁ。とりあえず…。
『ミヨ!アースに戻して!』
あっそう言えば、白い部屋にはどれくらい
居たのだろう。かなりの時間いた様な?
『この部屋は時を刻みません。時がないので
す。なので、バトル時間のアース時間で言う
と1秒しか経っていないのです。』
『マジかぁ…だったら、いつでも気軽に来れ
るってことかぁ!良いね!』
『ありがとうございます。こうでもしないと
参加者が段々を減ってしまいますので、これ
を開発したのは確か…あっ何でもないです。
戻りますか?』
『何だ?その切り替わりは?まっ良いけど!
じゃ戻してくれ!』
『承知しました。この記憶は消されないので
ご安心下さい。それでは戻します。』
あっ…!俺の部屋だ!何だか眠気が…意識
が……。俺は寝てしまった。
目が覚めたのは朝方だった。俺は夢でも見
ていたのかそう思い、時計を見て現実と思っ
た。時計の残り時間が減っている。別に日に
ちの指定はないから焦る事はないから、とり
あえず剣玉の練習でもするか。
俺は剣玉を買いに行った。今時だが、ちょっ
と恥ずかしかった。そして猛練習の挙げ句…挫
折の連発だった。むっ難しい…難しすぎる。ど
うしよう…ハーーッ。
誰かに教えて貰うつったって剣玉じゃなぁ…
剣玉…剣玉?うんっ剣玉!ばあちゃんだ!確か
村のチャンピオンとか聞いたことが。実家に行っ
てみるか!
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