命と家族 余命10年の道のり

北の傍観

第1話 平成29年4月28日 分岐点

その日の朝は


いつもと変わらなかった


違うとしたら


いつもより、妻に早く起こされたことだ


右目だったか?を抑えながら


「目がチカチカするから見て」と言われた


目を見たら充血していた


妻は深夜にタバコを吸いながらスマホを操作する癖があったから


その事が原因だと思い


「暗闇でスマホをやっているから目が赤いから目薬だ」軽く答えると


ムスッとした顔して去っていた、、、、、、、、、。


もし、人生の分岐点があるとしたら


この時点だった


この判断が長い後悔に繋がった


この日が、


家族全員で過ごす最後の日


日常を失った日


妻が長く眠り続ける日になった


特に平成29年から平成30年までの1年間、、、、、、、、、、


人生で忘れない


本当の生き地獄を味わうことになった


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