Scene002 エレメント魔法学園

第7話 桜の通学路

ーー桜の舞う通学路


「丹歌!早くしないと置いていくぞ!」


今日はエメレント魔法学園高等部の入学式です。

丹歌は緊張して眠れませんでした。

それに対して玉藻はウキウキして眠れませんでした。


「……うん」


「丹歌、テンション低いわよ?」


シエラが心配そうに丹歌の方を見ます。


「なんか色々緊張して……」


「寮の人も増えるんだよな?

とびっきりの美女と相部屋になったらどうする??」


そういって丹歌の肩を叩く少年の名前は焔です。


シエラとは幼なじみです。


「女の子と相部屋はないんじゃないかな?」


丹歌が苦笑いを浮かべます。


「過去には凄いカップルが誕生してるぞ!

剣術師範の香月先生とエクスカリバー先生!」


「うん」


焔は騎士希望。

将来は最強の部隊、ファルシオンにの騎士隊に入るのが夢です。


「ウェポン能力の持ち主とは男女でペアになることもあるらしいので期待しようぜ!」


焔は嬉しそうに笑いました。


「そういえば丹歌はメイン武器は何にするか決めたのか?」


玉藻の言葉に丹歌は苦笑いで返します。


「まだだよ」


「出会えるといいね!」


シエラが笑顔で言いました。

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