第116話

体を念入りに洗ってから素肌にガウンを着ただけの俺は寝室でエリーを待っている。

時間がすごく長く感じる・・・


落ち着け!

あの教本を隅から隅まで頭に叩き込んだんだ!

大丈夫だ。手順だって頭に入っている。


トントン


エリーの部屋からのノックの音に体がビクッと反応する。


「入って」


ドアを少しだげ開けてエリーが顔を覗かせた。


今からが本番だ!


「エリー・・・おいで」


がっつくな俺!

まずは優しくエリーの緊張を解いてからだ。


「あ、あのね・・・あまり見ないで欲しいの」


ん?何を言っているんだ?

今日はエリーの全てを見るつもりだが?


俺は座っていたソファから腰を上げエリーを迎えに行く。


「こ、これはみんなが・・・」


え?

スケスケ?

しかも、足が隠れてないぞ?

エリーは真っ白で細くて長い足を片手で隠そうとし、もう片方の手は胸の部分を隠している。


うん!

もう我慢できない!

ごめんエリー・・・


「今からエリーを抱くから」


エリーの返事を待たず抱きかかえベットに降ろした。


頬を染めて俺を見上げたエリーの目線が下に下がっていく。

突然目が輝き出した。


「素敵!シックスパック!」


シックスパック?

なんだそれは?


うっとりした顔のエリーの手が下に伸びてくる。

ま、まさかエリーが俺の俺を触るつもりなのか?

男の教本があるように、女にも教本なる物があるのか?

エリーの白く細い手が・・・



・・・・・・なぜ俺の腹を撫でるのだ?


腹筋の割れ目に沿ってエリーの指が優しく上下左右に動く・・・擽ったいような気持ちいいような・・・


「エリーもういいか?」


エリーの視線がゆっくりと腹筋から離れ俺の目と合う。


「優しくしてね」


「ああ、分かっている」


口付けをしながら、エリーの胸元のリボンを引っ張る。

顕になったエリーの胸をガン見してしまう。


「綺麗だ」


胸の膨らみに手を伸ばす。

しっとりした肌は柔らかくて温かい。

恥ずかしいのかエリーは顔を背ける。先端を含むとエリーから小さな声が漏れた。


優しくしたいのに・・・


エリー、エリー、エリー・・・

何度も名を呼んで身体中に俺の所有印を付けていく。


エリーの中を時間をかけて解してから、ゆっくりとこじ開けるように進んでいく。

エリーの中は熱くてきつい。


初めてだと痛みを伴うと聞いている。


実際痛いのだろう。


「エリー大丈夫か?」


目に涙を浮かべながらも頷いて来てと俺にしがみついてキスを求めてくる。


最初は痛みに耐えていたエリーから淡い吐息と濡れた声に変わる。


理性が飛びそうになる。


加減をしなければと思いながらも夢中でエリーを貪ってしまいそうだ。


エリーの中で達しても俺の俺は元気なままだ。


「エリー愛している」


「ルフィ私も愛しているわ」


「ごめんエリー。まだ全然足りないんだ。もっとエリーと繋がっていたい」


「え?」


二度、三度と達してもエリーを離してやれなかった。

エリーの感じる場所も分かってきた。


三度目を超えると加減もできなくなった。


外が明るくなった頃にエリーは気絶するかのように眠りについたが、シーツも体もベタベタでは気持ち悪いだろうと、寝てはいたが風呂に運んだ。


気の利くメイド達だ、俺たちが風呂に入っている間にシーツの交換もしてくれるだろう。


エリーの中からは俺の吐き出した物が後から後から出てきた。

やり過ぎたか?

いや、まだ足りない。


休みをもらった一週間は部屋から出るつもりは無い。

その間裸で過ごすのもいいな。


俺の予想通り風呂から出たらベットは綺麗に整えられていた。


裸のエリーをじっくり見てしまう。


俺の付けた痕がエリーの白い肌にくっきりと残っている。

また俺の俺が元気になってしまった。


胸を触るだけだ。

先端を咥えるだけだ。

動かないから入れるだけだ。


自分に言い訳をしながら、結局は寝ているエリーを抱いてしまった。


でも、まだまだ足りない・・・


ごめんエリー。

俺もアランと同じ鬼畜だった・・・



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