第2話 聞こえる声の正体
次の日の朝いつものように、アラームを止めようとしたらまた止められており、体を揺さぶられた。
やはり、少し怖い。
気にしても怖いだけなので起きて準備をして、
幼い頃助けてくれた除霊師のお兄ちゃん所へ向かった。
その場所は結構近くにある
「こんにちは」わたしは入口前から声をかけるとすぐにお兄ちゃんは顔を出してくれたが私の方も見るとしかめっ面になった。
「なんで、こんなになるまで」そういうとお兄ちゃんは、別の部屋に私を連れて行かれた。
「えっとぉ、お兄ちゃん見える?」
「見えるも何も、この前葬式で顔を見た子がな…」
そう言われてもしかして、あの子が私のとこにいるのかと思い聞いてみることにした。
「お兄ちゃん。もしかして私の友達ここにいる?」
「気づいてたのか?」
そう聞かれた私は、正直に答えた。
「あの子が亡くなってから、ずっと不思議なことが起きてて、でも、信じれなくて」
そのことを伝えていると頬から涙が出てきた。
なんで、あの子が死ななくちゃいけなかったのか
死んだ日からずっと思っていた。
「お兄ちゃん、あの子が成仏する方法ってあるの?」
「聞いてみることは出来るぞ」
そう言われて、少し迷ったが、お願いをした。
あの子が、成仏することでもう一度姿を変えて現れてくれることを信じて。
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