第35話 捜索
「ミィラァァーーー!!!
どう言う事!!!
どう言う状況!!!
説明、説明して!!!」
ミラは、申し訳無さそうに謝った。
「申し訳ございません。」
「謝らなくていいから状況を説明して!!!」
「申し訳ございません。
何も分かりません・・・」
「何で!!!何で!!!
お爺ちゃんも花子さんも何考えてるの!?
クリスマスもお正月も終わっちゃったよ!」
「はい・・・」
「ねぇ、大事だよね!クリスマスとお正月。
恋人と家族だよ!お爺ちゃんは、この神社の神主だよ!どう言う事!!!」
「まぁ、いいじゃねぇか。
神社の方は、主人が何とかしたんだし」
「違う!僕は、そう言う事を言ってるんじゃなくて、何で2人は戻って来ないのか!
それを聞いてるんだよ!」
「ギンコにも何か考えがあるんじゃろ。」
「その考えとは、何?
てか・・・2人は、無事なの?それすら分からないよ。」
「おそらく無事で、ございます。」
「何で、分かるの!?」
「たまにですが、銀子様は戻って来てると聞きました。」
「そ・・・そうなの?
いつ?いつ戻って来ているの?
次は、会える???」
「分かりません・・・」
その言葉を聞いて僕は、ガックリと肩を落とした。
「・・・」
そして・・・
「もう、我慢できない」
「どうするつもりじゃ・・・?」
そうクラマが、聞くと。
「2人を探す!!!」
佳は、はっきりと答えた。
「ミラ、クラマ!力を貸して。」
「分かりました。」
そうミラが答える。
クラマは、めんどくさそうに・・・
「主人の頼みなら聞くしかあるまい・・・」
「ありがとう。2人とも!!!」
そうして、僕とクラマとミラで2人の捜索が始まった。
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