第6話 ベートーヴェン

次の日!


あっ! の放課後!!!


「花子さーん!!!」


「はーい!」


「今日は、音楽室のベートーヴェンだよね。」


「うん、そうよ。

彼は・・・音楽を使って人の心を混乱させてしまうの。

佳くん!大丈夫!?」


「もっちろんさぁ~!!!」


「本当に大丈夫かなぁ~・・・」


花子さんは、少し不安はあったが・・・


音楽室へと向かった。


そして、誰もいない!音楽室から・・・


ポロン・・・ピン! ポロン、ポロン、ポロロン…。と


ピアノの音が、鳴り響いていた!


僕らが扉を開けると・・・


音が止んだ!


「・・・。」


そして・・・


「お前が、鏡じじいを倒した者か!

今度は、私を倒しに来たか!!!」


「そんな事は・・・」


佳が、話そうとすると!


ジャジャジャジャーン!ジャジャジャジャーン!


ベートーヴェンは、ピアノを弾き始めた!


「ちょ・・・頭が!割れそう・・・」


「どうだ!私の音色は!!!」


「ゔぅ~・・・」


「佳くん!大丈夫!?」


「ちょ、っと!待ってください!!!

あ…あな、たに・・・コーヒーを持って来たんです。」


すると・・・


ピアノの音が止まった。


「豆の数にもこだわった!

コーヒーです。

是非、飲んでみて下さい!!!」


すると・・・


ベートーヴェンは、差し出されたコーヒーを1口飲むと・・・


「こ、こ…これは!!!

ヴゲーッ!!!毒が入ってるぅぐぁぁぉあ!!!」


ベートーヴェンが、ドロドロに溶けて居なくなると・・・


花子さんの呪いが、また一つ解かれた。


「・・・。」


「やったー!ベートーヴェンを倒したぞー!!!」


喜ぶ! 佳と疑問の花子!


「佳くん!なんで!?ベートーヴェンは、あんなに怪しいものを飲んだの?」


「あぁ...あれはね。

ベートーヴェンは、コーヒーが大好きなんだよ。

だから、久しぶりの豆の数にまで!こだわったコーヒーなら飲むと思ったんだ!」


「へぇ~……不思議ね~……私には、分からない感覚だわ」


「まぁ、倒せたんだし!結果オーライ。」


「そうね。

とりあえず移動しましょう!」


「おKー!」


そうして、佳と花子さんは廊下を歩いていると・・・


「所で、佳くん・・・

あのコーヒーの毒は、何処で手に入れたの?」


「ぁあ・・・あれ!

あれは、理科室にあったモノを適当に入れただけだよ。」


「えっ!!!

大丈夫だったの!?」


「うん!平気だったよ。」


「なら・・・いいんだけど・・・。」


すると・・・


何処からか奇妙な足音が、聞こえて来た!


ガシャン・・・ガシャ‥ガシャ‥ガシャ・・・


「・・・!? 何の音???」

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