第2話 お化けの花子さん
「実は・・・私!お化けなの・・・」
「へぇ~。
お化けかぁ…クラスの皆んなにも見えていたみたいだけど!誰にでも見える
お化けって、いるんだぁ!」
「私は、特別。」
「はへぇ~!特別なんて、すごいね。花子さんは!」
「別に、すごい事じゃないよ!」
「そうなの?」
「うん。
実は、私が皆んなに見えるのは・・・」
学校に住む。
七不思議のお化け達に、食べさせる霊力の高い。
人間を連れて行く役目を補っているらしく。
花子さんを抜いた。
他、6名の妖怪達の魔力で
この学校に縛られているらしい。
「え・・・!!!
て、事は・・・僕と花子さんは、デートにも行けないって事!!!」
「うん。
てか!?そこ???」
「いや・・・だって‥‥ほら!・・・それは‥。
つまり・・・!」
僕が、ブツブツと話していると・・・
「やっぱり!付き合うの・・・やめる?」
「いや!それは無い!!!」
僕は、キッパリ断った。
だって、花子さん・・・
とても、可愛いから!!!
「何か他に方法は、無いの?」
「う~ん…。
いずれは、解放してくれるとは思うけど!」
「うん。
なら、その妖怪達を倒そう!」
「無理よ!そんな事!!!」
「えっ!?何で?やってみなきゃ分からないじゃん。」
「いや!君・・・。」
「君!じゃない!佳って呼んで!ベイビー・・・」
「あ‥うん・・・佳くん
食べられちゃうよ!」
「そうなの?」
「うん。」
「でも、倒せない事はないんでしょ?」
「まぁ・・・霊力の高い!霊媒師とかなら倒せるかも知れないけど・・・」
「おK~!!!じゃー。
僕、頑張る。」
「頑張って、どうにかなるモノでは無いと思うけど・・・・・・。」
そんな事を話していると・・・
「は、、な、こぉ~その人間を連れて来い~!」
そんな声が聞こえてきた。
「あれ!花子さん誰かが、呼んでるよ。」
「マズイわ!鏡じじいに、見つかったわ。」
「花子さん、お年寄りをジジイだ!なんて
言葉が汚いよ。」
「違う!そう言う名前なの。」
「あっ!そうなの
なら仕方ないか・・・・・・。」
「で!行かなくて、いいの?」
「うん。
だって行ったら佳くん食べられちゃうよ。」
「そうなの?
でも、花子さんを縛る!妖怪をやっつけるチャーンス!じゃないか!!!
行こう!花子さん。」
「私は、どうなっても知らないわよ。」
「おK~!!!」
軽い返事で、花子さんと佳は
鏡じじいの元へと向かった。
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