033_水曜日のごはんがかり。/千知波

 作品リンク:https://kakuyomu.jp/works/16817330652510180834


 ・愚弟の感想

 食事シーンが抜群にウマかったです。二重の意味で。

 毎話「ごちそうさま!」で締める構成も潔くて好きでした。

 料理モノの作品と一口に言っても、調理方法、変わった食材、食事を取り巻く人間ドラマなど、取り上げ方は様々です。そんな中でこの小説は食べる楽しさにフォーカスしていました。個人的には、そこが一番グッときました。蘊蓄を語られるより、ドラマで湿っぽくされるより、自分が食べたいものを思うがままに作り思うがままに食す喜びを味わえる作品は、そう多くはありません。作者さんにはご飯を楽しんで食べるシーンを書くという、他の人にはない素質があるなと感じました。

 このまま我が道を貫いていけば、いつか誰にも書けない小説が書けると思います。まずは連載の方を頑張ってください。応援しています。


 ・小山の感想

 ごはん食べたい。

 そう思わせてくれる良い小説です。

 主人公のきっぱりとしたキャラクター性もいいし、料理の描写も作る前から行程から出来上がりまですべてが良い。

 こういうのでいいんだよこういうので、と僕の中の松重豊も言っています。

 ただこの道を貫くだけで、漫画化はおのずと見えるでしょうし、バリエーションを出せれば小説だけでもやっていけるかもしれません。

 何の心配もありません。好きに自由にやるのが一番いい方向に行くでしょう。

 いやー、ごちそうさまでした!

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