第13話
「しかし、あのリィト=ロクスリーの作った村やいう話やから警備も自警団のモンも、もっと凄いんかと思っとったけどそうでもないな。で、うちを目の当たりにしてこれとは、相当の田舎やなここ。平和ボケしとる感じやし、きっと今までスティールされるくらい価値のあるモンすら無かったんやろな。まあ、うちの姿を見てこの反応いうのは、ある意味、嬉しくもあるんやけどな。」
「何を言っているかは分からんがシュタイガーンバオアーを返してもらおうか‼」
あ、あの
「それはできへん相談……やなッ‼」
言葉の溜めから最後の
いや、てか、それはそれで大変ではあるんだけど! それよりもッ‼
「ちょッ、何か追いかけている
追いかけている自警団の最後方のゲズの人に聞いてみる。
というか、機動性で、その人だけが遅れていて、たまたま声を掛けれるギリギリの距離に居たのが、そのゲズの人だったワケだけど。
「我々、自警団の昼食に、下剤が入れられていたんだよ! 大半の者が腹痛で動けんのだ!」
ゲズの人も、通信で姿を見せて話してくれる。
ゲズの人は、角刈りで強面の筋肉質な姿。
てか、ああ、何か、そういう工作みたいなのを事前にされていたワケですか。
そういえば、確かに、この自警団の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます