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「ホラ。地球キレイだよ」

「地球にいる俺に見せられても」


 画面の中の彼女の背後に、遠ざかっていく地球が小さく見えた。


「次は三光年先に星間出張か。これが本当の『テラワーク』ってな」

「それ、何十年前のギャグ?」


 彼女はコロコロと笑う。三光年先でもどうか彼女の笑顔が曇りませんように。そう願いながら、俺は窓から夜空を見上げた。

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