2 木漏れ日の下で
「う……」
濡れた光を浴びてアクタは目を覚ました。
そしてそれが木漏れ日であることに気がつくのに、少しの時間を要した。
「ここ、は……」
森、森だ。
隠れ里か?
いや、そんなはずはない。
俺はあのとき――
「お目覚めですか?」
「うわ」
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