第17話 天国島へ

さあ、どうもこんにちは。我が社にお越しいただき有難う御座います。

え〜お客様は…嗚呼、天国と言われる南国の島へのツアーでごさまいますね!

ええ、確かに我が社の看板商品で御座います。

これがいい?即決でございますか。

直ぐにでも行きたい…では明日の朝一の便でよろしいでしょうか?

ええ、勿論ですとも、我が社はお客様のご要望を第一に考えております。それが会社の理念でもありますから。


ええ、では明日の便で…

良い、シュウマツをお過ごしくださいませ。



通称「天国島」


決して治ることのない後遺症や怪我、難病を抱えた者、世の中から離れたい者が集まる島。

島は透明なドームで囲われておりドームからは清浄な空気以外島へは出入りできない。

専用の入り口から船で島に入ると中はとても綺麗で白い街並みや青く透き通った海でそこで住む人々は皆、笑顔で仕事をすることもなく自由に己のやりたいのに事をしながら生活をしてゆく。

この島で自由に生活をし新たな生きるすべを見つけたり等で出ていくもの者も半数いる。

また、この島の最大の特徴としてドームから噴出される薬物にある。

この薬はゆっくりと体を侵食して行く毒物であり。

長年吸い続けないと死には至らない代物で長くとも十年はかかる。

安楽死の方法として実用的ではないとされていたが、無人島にドームをはり人が住める状態にすることでこの薬の真価が発揮された。

苦痛が全く無く死に至れる。

島で死に行く往く迄に生きる希望を見い出せたのならそれもよし、島から出て外の空気を十日程吸えば体内から薬は完全に抜ける。




…さて、人生に絶望している皆さん。

貴方様もこの「良い終末」を送りませんか…?




母の友人の旦那さんに見せたらどういう思考回路したらこんな文章かけるの?と言われました夏目です。

語彙力が年に合ってないと良い意味で褒められました。

やっぱり褒められると嬉しいですね!

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