第8話 人狼ゲーム
「私は彩芽が人狼だと思うの」
あの日から一夜明けて僕は粋奈に呼び出された。
昨日は麗夜による冷媒で追放された翔が人狼ではないことが分かっている。一昨日追放された狼阿は黒だった。その前に殺された白矢は白。
つまり消去法で今残っている麗夜、彩芽、粋奈、音射そして僕…優牙のだれかが人狼となる。麗夜は霊媒師として白確定。音射は狩人で僕を道連れに選んだ。
「なんでそう思うの?それなら皆のところで言えば良いじゃん」
正直、僕は粋奈を疑っている。元から彩芽と仲があまり良くないから追放させるように誘導するのも納得できる。本人にその気がなくとも…
「だって、あなた推理系得意じゃない?占い師だし」
確かに僕は占い師と名乗った。だからといって推理が得意というわけじゃない。
「まあ、確かに…僕が狂人とかだったらどうしてたの?」
「そう言う人は狂人じゃないでしょ?普通」
「お〜い、優牙、粋奈!議論を始めるぞ〜!」
音射が僕達に呼びかける。
「あ、呼ばれちゃったねいこっか!」
僕達は議論をするために広場へ向かった。
「さて…今日殺されたのは…彩芽だ」
音射が重々しい口調で言う。
「嘘…」
粋奈がショックな顔をする。
この反応を見る限り粋奈は白だな。
彼女は表情が表に出やすいから。
「俺が彩芽を冷媒したら黒だった」
「それで市民側が勝利していないってことはあと一人いるってことね」
粋奈の言う通りだ。でも、なぜ彼女は教えられてない人狼の数がわかったのだろうか?
「ねえ、粋奈。何で人狼の数があと一人だってわかるの?」
「え?だって普通そうでしょ?」
「分からないよ?だって最初から人狼の数は人狼たちしか知らないから」
そう言うと麗夜と音射の表情が変わる。
慌てたように粋奈がカミングアウトした。
「そ、それなら言うけど!私は占い師なの!優牙が占い師って言ったから言わなかっただけで…」
「それなら初日に言えばよかったじゃないか」
すかさず麗夜が反論する、粋奈は言葉に詰まったみたいだ。
「そ、それは…」
「なら、決まりだね。今日追放されるのは粋奈だ。反対者は?」
音射の声に誰も声が出なかった。
「うん、それじゃあ…さようなら粋奈」
「いやぁぁ!」
粋奈が退場したあと狩人である音射が今夜、殺された場合に道連れにする人を選ぶ。
市民牙勝ったかは一夜明けてからわかるのだ。
「じゃあ、昨日は優牙だったから今日は麗夜にするよ」
「うい、まあどうせ勝ちだっと思うけどな」
「そうだね…」
別れの挨拶を告げて3人とも寝る。
朝が来て生きていたのは僕だけだった。
ー人狼の勝利ー
それを聞いて僕は細く微笑んだ。
人狼は僕だ。「私は彩芽が人狼だと思うの」
あの日から一夜明けて僕は粋奈に呼び出された。
昨日は麗夜による冷媒で追放された翔が人狼ではないことが分かっている。一昨日追放された狼阿は黒だった。その前に殺された白矢は白。
つまり消去法で今残っている麗夜、彩芽、粋奈、音射そして僕…優牙のだれかが人狼となる。麗夜は霊媒師として白確定。音射は狩人で僕を道連れに選んだ。
「なんでそう思うの?それなら皆のところで言えば良いじゃん」
正直、僕は粋奈を疑っている。元から彩芽と仲があまり良くないから追放させるように誘導するのも納得できる。本人にその気がなくとも…
「だって、あなた推理系得意じゃない?占い師だし」
確かに僕は占い師と名乗った。だからといって推理が得意というわけじゃない。
「まあ、確かに…僕が狂人とかだったらどうしてたの?」
「そう言う人は狂人じゃないでしょ?普通」
「お〜い、優牙、粋奈!議論を始めるぞ〜!」
音射が僕達に呼びかける。
「あ、呼ばれちゃったねいこっか!」
僕達は議論をするために広場へ向かった。
「さて…今日殺されたのは…彩芽だ」
音射が重々しい口調で言う。
「嘘…」
粋奈がショックな顔をする。
この反応を見る限り粋奈は白だな。
彼女は表情が表に出やすいから。
「俺が彩芽を冷媒したら黒だった」
「それで市民側が勝利していないってことはあと一人いるってことね」
粋奈の言う通りだ。でも、なぜ彼女は教えられてない人狼の数がわかったのだろうか?
「ねえ、粋奈。何で人狼の数があと一人だってわかるの?」
「え?だって普通そうでしょ?」
「分からないよ?だって最初から人狼の数は人狼たちしか知らないから」
そう言うと麗夜と音射の表情が変わる。
慌てたように粋奈がカミングアウトした。
「そ、それなら言うけど!私は占い師なの!優牙が占い師って言ったから言わなかっただけで…」
「それなら初日に言えばよかったじゃないか」
すかさず麗夜が反論する、粋奈は言葉に詰まったみたいだ。
「そ、それは…」
「なら、決まりだね。今日追放されるのは粋奈だ。反対者は?」
音射の声に誰も声が出なかった。
「うん、それじゃあ…さようなら粋奈」
「いやぁぁ!」
粋奈が退場したあと狩人である音射が今夜、殺された場合に道連れにする人を選ぶ。
市民牙勝ったかは一夜明けてからわかるのだ。
「じゃあ、昨日は優牙だったから今日は麗夜にするよ」
「うい、まあどうせ勝ちだっと思うけどな」
「そうだね…」
別れの挨拶を告げて3人とも寝る。
朝が来て生きていたのは僕だけだった。
ー人狼の勝利ー
それを聞いて僕は細く微笑んだ。
人狼は僕だ。
後書き
どうでしたでしょうか?
いつもと雰囲気が違うお話になってしまいました。
あんまり怖く無いですね…
思いつきで書きたくなった物ですので表現が変かも知れません。
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