第21話 探索2日目〜ミルキィ無双
理由は、リーダーの
単に忙しい。
例の1週間の行方不明。あれで各種
錬金術科への発注だし、ミルキィ1人が納めるのでは決してないけど、納品数が…。
ミルキィは創意工夫結果としての
それでもミルキィ以外の錬成では効能1.5倍は達成出来ず(1.2倍にはなるみたい)、数に至っては。
何せミルキィは錬成生成魔法陣を10個一気に稼働出来る。あんなに微調整をこまめにする錬成過程で、あれだけの陣を起動させられるのはミルキィしかいない。
普通は1~2個の世界なんだとか。
つまり、ミルキィは5~10倍の数を納品出来る事になる。
学生だから、彼女はあくまでも錬金術師の
とは言え、
私達に拒む理由はない。だから了承した。
「お待たせー!ホントーにごめーん‼︎」
他の2班に遅れる事2時間程。私達は第6迷宮へ入った。
この2時間でミルキィが錬成した
10倍?そんなモンじゃないよね?コレ。
「それじゃ遅れを取り戻そー!ガンガンいっくよー‼︎」
迷宮第6階層。
魔物も中ランク程度のモノが、下手すると4種出てくる事もあって、本来なら1学年の
でも…。
「はぁあああ!」
シュシュシュ、シュー!
ジオも、剣聖と呼ばれた
そのジオの強さすら霞んでしまう位ミルキィと
別々に倒してたかと思えば、タラちゃんがミルキィの背に飛び移り、あっという間にミルキィは飛翔し、その機動力で迷宮通路、或いは広場を飛び廻り魔物達を倒していく。
ミルキィが振るう『刈取の大鎌』は、本来なら素材集め用の草刈鎌。でも、まるで雑草を刈るかの如く魔物達を屠っていく。
ミルキィの魔力を帯びた大鎌は、ジオの持つミルキィが付与したミスリル剣をも上回るんじゃ?って言う位、どんな魔物でも斬り裂いていくの。
「私、7つん時から冒険者やってるし、8つからタラちゃんと共に過ごしてるし」
10歳初等1学年であっても、私達に比べればミルキィは熟練の冒険者。錬金術師としても5年のキャリアって。
子供でも稼がないと暮らせない辺境辺鄙な村育ちだったって言うのはあるだろうけど。
考えてみたら、彼女達は高位魔族と相対し撃退してる。確かに
あんなに小さいのに。
あ、この事、気にしてたわね、ミルキィ。
「はぁあああー!トドメ‼︎」
この日、私達は10階層をクリアした。
やっぱり凄いわ!ミルキィ。
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