6.お料理

「きゃああっ!!」


女は叫んで包丁を避けた。


チッ…うるさい雌豚だなあ…避けんじゃねえよ。


玄関の方へ逃げる女を、私は捕まえ、お風呂場に引っ張った。そして、女を出口から遠い壁の方に突き飛ばした。


「ひっ…や、やめ…」


怖がる女をあざ嗤い、私は一度包丁を仕舞った。

そして、ライターを取り出した。


「あーあ、お料理って大変だなぁ〜。豚を捕まえて焼くことから始めなきゃいけないしぃ〜。」


「……?!」


女の顔は涙でぐちゃぐちゃ。あーあ、惨めだね。


「ねえねえ雌豚さん。知ってる?むかーしむかし、皇后様が邪魔な側室の四肢を切断して豚便所に捨てちゃったんだってぇ。怖いよねぇ〜。」


ライターで女を脅しながら私は語る。


「でね!豚便所に捨てられた側室は皇后様に『ヒトブタ』って呼ばれてたらしいの!ヤバくない?…あんたにぴったりじゃない?」


私は女の顔にライターを近づけた。

女は何も言えずに泣いている。

フフフ…惨めで汚い顔。人の大事なお兄ちゃんに手を出す汚い雌豚なだけあるわ。


ジュッ


「ぎゃああっ!」


私はまず、女の手首を焼いた。すぐに手を引っ込めて火傷したところを押さえる女。


「もう!逃げちゃダメじゃない!よぉーく焼かないと食中毒になっちゃうでしょ?」


私は次に、女の腕を焼いた。


「ああああっっ!!!」


痛すぎたのか、のたうち回る雌豚。私はその上にまたがり、女の顔を何度も殴った。


「あははははははははははは!!!!ざまぁみろクソ女!!人の大事なお兄ちゃんに手ェ出しやがって!オラァ!オラァ!!」


弱い女で良かった♪18歳らしいけど、14歳の私に普通にやられてるし笑笑


「ご…め…なさ…」


「は?」


「ごめん…なさ…ごめんなさい…」


泣きながら弱々しく謝る女。あーあ、今更謝られても遅いんだよね。

あんたのせいでお兄ちゃんとの2人暮らしが壊れたんだよ?

あんたのせいでお兄ちゃんが私に興味なくなっちゃったんだよ?

あんたのせいでお兄ちゃんとの時間が無くなっちゃったんだよ?

あんたのせいでお兄ちゃんは私を選んでくれないんだよ?

あんたのせいでお兄ちゃんはあんたのせいでお兄ちゃんはあんたのせいであんたのせいであんたのせいであんたのせいで………!!!!!!!


「全部あんたのせいだからっ…」


私は包丁で女のもう片方の手の腕から手首にかけてを切り裂いた。


物凄い血飛沫と女の悲鳴。女の腕の深い傷はぱっくりとあいている。中身がグロテスクで面白い。

でももう虐めるのも飽きてきたなぁ…


「バイバイ。」


私は女の首にブスッと包丁を刺した。


女が髪をまとめてくれてて助かった。

髪の毛散らばると後が大変だし。


さて、どこからバラしていこうかな?


女の死体を眺めながらこれからの事を考える。




その後私は、女の死体を解体して、髪や骨などの余分な箇所は捨てた。食べられそうなところを使って色んな肉料理を作ってみた。でも、あの女の肉なんてやっぱり食べたくないから、ご近所さんにお裾分けした。近所の野良猫の餌にもした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る