ノンケだった俺が男と初体験!ツンデレ君には甘いハチミツを
掛川ゆうき
【ー友情ー】1
人は生きている中で色々な試練にぶつかる。
当然それは……いい試練もあれば、悪い試練もある。
だから、それを試練というのかもしれない。
そんな試練のある人生の中で、恋人、親友、家族が居れば、みなを信じ、きっと試練を乗り越える事が出来るだろう。
そして同性同士の恋人というのは、なかなか恋人同士になれないもんでもある。
もし恋人同士になれた時には、相手の事を大事にそして大切にしたいと思うだろう……。
ーーーーーーーーーーー
ある日の夜中。
今まで静かに過ごしていた病院だが急に慌ただしく動き始める。
間もなくこの病院に緊急の患者が運ばれて来るという連絡が入ったからだ。
医者や看護師達が患者さんの受け入れ体勢を整えた頃、遠くの方からサイレンの音が響き渡り、その音と共に救急車が春坂病院へと近付いて来ている。
そしてサイレンが鳴り止んだと同時に救急車の中からはある男性が病院内へと運ばれて来た。
今時間、夜中の時間帯というのは重傷者が多い。 いや寧ろ重傷者しかいないのかもしれない。
今まで穏やかな一日が終わろうとしていたのだが、一気に緊張感が高まる医師達。
今回運ばれて来た患者さんは、どうやら消防士さんのようで消防士の消防服を身につけていた。
現場で消火活動に当たっていた際に怪我をし運ばれて来たようだ。
「患者さんの容態は?」
今日、当直だった望は救急隊員へと事情を聞いてみる。 それだって患者さんを診るに当たって重要な部分でもあるからだ。
「火事の現場において、木造のアパートの二階にて消火活動をしていた際に脆くなっていた床が崩落して一階へと落ちたらしいです」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます