統合失調症の私と、赦すカレシ。
たぬぴよ
はじめに。
私は幼い頃から自分に違和感を持ち、二十五歳の時に統合失調症と診断された。以来四半世紀近く、この病気とつきあってきている。
私には本当に悲しいくらい男を見る目がなく、働いたら負けなのは当たり前、DVモラハラ、詐欺に依存されまくりetc.....の男と付き合ってきた。今のカレシと出会ったのも、私に借金を死ぬほどこさえさせて自己破産の道を選ぶことになった元カレとのバトルに心底疲れていた時だった。男なんてもういいや、と思っていた時だった。
しかし出会ってもう丸六年、未だに仲良く一緒に暮らし、人生の中で今まで経験したことの無い、愛おしい毎日を過ごし続けているという事実。これはひとえにカレシの忍耐力によるものではないかと思うのである。最初の頃は喧嘩も多かった。しかし今はちょっとしたすれ違いがあってもすぐ仲直り。笑って、自然体で過ごせることがなんと素晴らしいことか!過去の私に教えてあげたい。いつか幸せになるよ、と。
そう、これは惚気を綴ったものである。そして精神を病んでもう立ち直れない人がいたら、五十を目前にして人生のV字回復もあるんだよ、ということを伝えていけたらいいなと思う。人生、なにがあるのかわからないよ。
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