幕間 ある虎人族プレイヤーの1日(2) 設定・用語集
第7話「最初の町・最初のクエスト」に登場する、白虎人族の男のお話でした。
<設定>
カケルにはベータテストのトップランカーだったという自負があり、白虎人である自分のアバターの強さに過剰な自信を持っています。
だから、チュートリアルは必要ないと判断し、正式版で実装された様々なことを調べもせずにログインしてしまいます。
そして、横柄な話し方も彼にとっては元トップランカーである「強い男」のロールプレイだったりします。
「おいおい、このゲームってこんなガキが遊べんのかよ?」
「なあ、この身長であのでかい魔物と戦えると思うか?」
この言葉は本当は小さな種族を選んだアオイを心配してのことです。
でも、カケルがどれだけ事前知識を仕入れてきているかだとか、どのようなロールプレイを楽しんでいるのかなど周囲の人たちは知ったことではありません。
結果的に、多くのプレイヤーに対してあまり良い印象を与えませんよね。
そのあたり、天城翔一は不器用なところがあると言えると思います。
<登場人物>
■ Kurullin
■ Riddle
別途説明が出てきますので、今回は省略します。
<用語集>
■ キャラクターID
アバターを作るときに名前をつけますが、億単位のプレイヤーがいるメタバースの中ではどうしても重複が発生します。
そこで、重複することがないキャラクターIDを全プレイヤーに割り当て、その属性情報として名前を登録する仕組みになっています。
■ P2Pトーク
P2PはPlayer to PlayerやPerson to Personの頭文字と音を取って作られた言葉です。
特定の相手とだけ通じる回線を使って話をすることができるもので、ゲーム内の電話のようなものと考えてもらえればイメージしやすいと思います。
他のシステムではダイレクトトークやウィスパー等の言葉が使われます。
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