第47話 主戦力はグリーンドラゴンのルイーズさんとフィリオーネ


「とうとう始まったか……」あれからダンジョンを3階分登り、10日で生えてくると言う話のフィリオーネの腕が半分以上治りかけの状態になり(傷口を風に当てて治すとかで、血止めが終わった後は肉が盛り上がった状態の傷口をさらしている)、身体にまとっている魔力の層の数が17層のモンスターの集団に放ったグリーンドラゴンのルイーズさんの拘束魔法で拘束できなかったモンスターがストーンゴーレムとキマイラになったのを見て、グリーンドラゴンのルイーズさんがつぶやいた。ちなみに、身長3メートルのストーンゴーレム5体、体長3メートルのキマイラ8頭、が残っている。まずはグリーンドラゴンのルイーズさんが道をふさいで拘束されたゾンビたちと拘束されていないストーンゴーレムとキマイラを一緒くたにファイヤーブレスの範囲におさめて焼こうとするが、その前に飛び出してきたキマイラ3頭が飛んでいるフェアリーたちや地上に足を付けて待機しているぼくとロロとルルやグリーンドラゴンのルイーズさんの顔をねらってあちらもファイヤーブレスを放ってくる。するとぼくたちとキマイラたちとの間に、光のカーテンが二重に広がりキマイラのファイヤーブレス合計6つ(キマイラ1頭につきファイヤーブレスをはく頭が2つある)の内4つ目のファイヤーブレスで外側の光のカーテンが消え残り2つのファイヤーブレスも内側の光のカーテンが遮断しゃだんする。それを見てぼくとロロとルルとリリオーネが、ぼくに攻撃してきたキマイラに電撃の集中攻撃をあびせるがそのキマイラに倒れる様子はない。その間に光のカーテンが二重に戻る。そしてグリーンドラゴンのルイーズさんのファイヤーブレスから抜け出したストーンゴーレム5体が、バラバラの位置からルイーズさんに斬撃を飛ばしてくる。グリーンドラゴンのルイーズさんはその斬撃を目だけには当たらないように身体をゆすりながら受け止め、一番手前のストーンゴーレムにかけより身体を回転させながらしっぽを地上30センチで振り、左側の壁地上9メートルの位置にたたきつける。そのグリーンドラゴンのルイーズさんとフロレーテの方とぼくと残りのフェアリーたちの方にそれぞれ光のカーテンが一つずつ移動したのだが、3頭のキマイラたちはぼくと残りのフェアリーたち(ぼくたちの方の光のカーテンをはっているのはフィリオーネ)に集中してファイヤーブレスをはいてきて光のカーテンを突き破って2つのファイヤーブレスが襲ってきたので、ぼくたちは英雄の存在の力で時間の隙間に割り込んで避けさっきこちら側が集中攻撃をしたキマイラにぼくとロロとルルとリリオーネでもう一度集中攻撃をしてオーバーキル気味に取りあえず1頭倒す。その間にフィリオーネがまた光のカーテンをはりなおす。そこでぼくは残りのキマイラ2頭がグリーンドラゴンのルイーズさんの邪魔をしに行かないように地上に降り立ちキマイラの内の近くにいた方に、電撃の集中攻撃を至近距離からあてる。キマイラの方ももうファイヤーブレスが通らない事が分かっているようでライオンの頭とヤギの頭と毒ヘビの頭で必死にかみつこうとしてくるが、●速カン●ルで電気の負荷を肉体にかけて潜在能力を超えるスピードを引き出されたぼくには当たらない上に離れすぎないようにするよゆうまであった。そんなふうにキマイラと追いかけっこをしながらフェアリーたちと一緒に電撃の集中攻撃を当て続ける事で、1頭倒し2頭倒しと言うふうに残りのキマイラを倒した。グリーンドラゴンのルイーズさんの方はどうなったかと見ると、やっと2体目のストーンゴーレムを踏みつぶした所なのかまだ3体残っているストーンゴーレムの斬撃の集中攻撃を受けていた。ぼくとフェアリーたちは急いで剣を出しストーンゴーレムの所に飛んで行きストーンゴーレムの攻撃を邪魔すると、負担の少し減ったグリーンドラゴンのルイーズさんは順番にしっぽでストーンゴーレムをはね飛ばし武装解除したストーンゴーレムを踏みつぶしていった。


「おそらく次は魔力の層の数が20層のモンスターたちが出るものだと思うが、戦力確認をしないでいきなりファイヤーブレスから始めようと思っている」あれからダンジョンを2階分上りもう1階分の坂道の前で、グリーンドラゴンのルイーズさんが言った。

 ちなみに治るまでに10日かかると言われていたフィリオーネの腕は完全に治った上に、ぼくの右手首の治療が終わりまとえる魔力の層の数がフィリオーネとフロレーテが19層にロロとルルが18層にぼくとリリオーネが17層になっていた。


 魔力の層の数が20層のモンスターたち、身長3メートルのストーンゴーレム6体、体長3メートルのキマイラ8頭、身長1.6メートルから3メートルのゾンビ19匹、が出た所で、グリーンドラゴンのルイーズさんがファイヤーブレスを敵全体にあびせようとする。だがストーンゴーレム以外が素早く、ファイヤーブレスをあびる前にファイヤーブレスの範囲内から逃げ出したキマイラ5頭、驚異的な身体能力で壁を走ったり三角とびをしたりしてファイヤーブレスを回避したゾンビ16匹とまずは戦う事になった。ストーンゴーレムたちは、1回ぐらいファイヤーブレスを食らっても何ともないだろうが……。まずはグリーンドラゴンのルイーズさんの正面を駆け抜けたキマイラ5頭が、グリーンドラゴンのルイーズさんの周りを囲んでファイヤーブレスをはく。さらにゾンビ16匹もぼくやフェアリーたちを無視して、グリーンドラゴンのルイーズさんの周りを囲んで思い思いに突きや切り付けや間合いを取っての飛ぶ斬撃を打ち続ける。このキマイラたちのファイヤーブレスなのだが魔法のように仲間にダメージをあたえない打ち方をしているのだろう、大部分のゾンビたちが入るようにグリーンドラゴンのルイーズさんをねらっている。まあゾンビにさえぎられたファイヤーブレスは、グリーンドラゴンのルイーズさんまで届かないのだが少しは届いている。「ルイーズさんを直接切ったり突いたりしている奴が一番やばいから、そう言うゾンビやストーンゴーレムの邪魔をして!ルイーズさんに攻撃をあてさせないで!」英雄の存在の力で時間の隙間に割り込んでフェアリーたちに指示を飛ばしぼく自身も左右の手にロロとルルの腕を持って、グリーンドラゴンのルイーズさんに切りかかっているゾンビを、空に浮かべて先行させた剣をキマイラのファイヤーブレスの中に突撃させながら地上に降り立ちファイヤーブレスを上空に見ながら邪魔しに行く。その邪魔されているゾンビたちとキマイラの1頭を範囲に入れてファイヤーブレスをあびせ、ゾンビ3匹とキマイラ1頭を焼き尽くすグリーンドラゴンのルイーズさん。そこでフィリオーネがグリーンドラゴンのルイーズさんの背中に乗って光り輝く魔力をグリーンドラゴンのルイーズさんの背中に送り、背中を中心に四分の一ぐらいのケガを治す。それを見ていたのかキマイラたちのファイヤーブレスや間合いを取って飛ぶ斬撃を放っていたストーンゴーレムやゾンビの攻撃がフィリオーネに集中し、フィリオーネも英雄の存在の力で時間の隙間に割り込んでいるのだろう、攻撃が集中するたびに消えるように加速して飛んでいく。そうしている間もグリーンドラゴンのルイーズさんを近くで滅多切りにしているゾンビはいるので、そう言ったゾンビを邪魔してはルイーズさんのファイヤーブレスで焼き払い数を減らしていく。そしてフィリオーネが今度は一瞬だけグリーンドラゴンのルイーズさんの背中に降り立ち光り輝く魔力を送り、背中を中心に半分以上のケガを治し集中攻撃を回避するために高速で飛んで行った。ここからはある意味簡単だった、グリーンドラゴンのルイーズさんやフェアリーのフィリオーネに集中する攻撃の内グリーンドラゴンのルイーズさんへの攻撃を邪魔してグリーンドラゴンのルイーズさんがとどめを刺すそしてフェアリーのフィリオーネが時々グリーンドラゴンのルイーズさんのケガを治す、そのパターンで戦った結果フィリオーネのまとえる魔力の層の数がいつの間にか20層になっていた。フィリオーネの回復魔法や英雄の存在の力がなければ勝てなかっただろう事からも、まとえる魔力の層の数が増えるのも当然だろうと思われる。


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