彼女の頭をなでる時

見え見えですから

牽制してるの

でもね

あたし　あんたの彼女とろうと思ったことなんて　一度もないわ

あたし　それで気づいたの

あんたに価値のあるもんが　同じように　あたしに

価値があるとは限らないってこと

前から知ってたはずなのに　結構忘れちゃってることある

あたし　あんたと価値観が違うの

あたし　あんたとちがうにんげんなの

だからあんたが大事だと思ったものは　ほんとうにだいじなこと

そしてあたしが大事だと思ったものは　ほんとうにだいじなこと

それ以外に　たいせつを証明できるもんなんてないじゃない

そうおもえたら　あたし　なんでも好きになれる気がした

胸張ってあたしの好きなモン　あんたに言える気がした

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