心臓

それは静かに


朝焼けがやってくる夜の あの 地平線のように

柔い心臓へ撃ち込まれ


それは ゆっくりと ゆっくり 沈んでった から

焼ける空よりも鮮やかな 緋と

あたしを貫かず 体内にとどまる 熱


たったひとつ 貴方のくれた

一生涯の宝物は銃創

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