離
あっけなく、終わり ふわり 舞う真冬の並木道は
今だけの私をそっと抱きしめて
大勢の枯れ葉たちがうたうの
とくべつな自由のことば
重なって 奏でて 刻んでいって
私ときどき思うんだ
人間は年輪のようだなあ、と
まあるく1日 もっとまあるく1年と
そうやって穏やかな形を描いてゆけば
きっといつの日か、ゆるせない存在にもやさしく触れられる気がするの
なんてことのない空気を撫でて
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