713日目:『銀髪ちゃんへ』

 八七代魔帝暦まていれき二四年・銀羊ぎんようの月第十三日・属性(闇)・天気:晴れ


 夕方、ヌリアとミスラたちをれ、いつものようにユリン先生の研究室へやって来たんですが……変ですね。ロキア先輩の姿がどこにも見当みあたりません。

 

 不思議に思い、ユリン先生に先輩のことをたずねると『銀髪ぎんぱつちゃんへ』と書かれた白い封筒ふうとうを手渡されます……。

 困惑こんわくしつつ中身を確認すると、それはロキア先輩が私にてたおわかれの手紙でした……。


 ちなみに内容は、現状げんじょうこれ以上、自分が学校にとどまっても、やれることはほぼないから、しばらくは先生と頑張がんばれよ! 的なことが書かれています。

 むぅ……先輩にはまだきたいことや教えてほしいことが沢山たくさんあったのに……。

 

 しかし、お別れの挨拶あいさつぐらい、ちゃんとしたかったですね……。

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