373日目:二年生の属性魔術・実技実習と仮説熱力学

 八十七代魔帝暦まていれき二三年・金牛きんぎゅうの月第八日・属性(炎)・天気:晴れ


 午前中は属性魔術ぞくせいまじゅつ実技実習じつぎじっしゅうがありました。ちなみに、指導しどうしてくれたのは一年生の時と同じくロイン先生とピスト先生の二人です。


 しかし、授業の実施日が炎属性魔術と相性あいしょうの悪い水属性日みずぞくせいびから、使用に最適さいてき炎属性日ほのおぞくせいびへ変わったせいか、一年生の時と同様どうようの授業内容でも随分ずいぶん勝手かってが違いますね……。

 いつものように蝋燭ろうそくへ火をともそうとしても、術式が自然と強くなって、ねらどおりにいかないんです。これは、れるまでに少し時間が必要かもしれません……。


 そうして午後は、仮説熱力学かせつねつりきがくの授業だったんですけど、うれしいことにアーシェが仲間にくわわりました!

 でも、どうしてこんな謎科目なぞかもく履修りしゅうする気になったんでしょう? 不思議です。

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