252日目:地下通学路の変化……。

 八十七代魔帝暦まていれき二二年・山羊魚やぎうおの月第八日・属性(光)・天気:雨


 朝食後、談話室が異常ににぎやかなのでのぞいてみると、地下通学路へ続く大穴の見た目が劇的に変化していました。


 昨日まで穴の周囲にはなわられていただけだったのに、今朝はそれが装飾そうしょくほどされた木製のさくへと変わっています。

 そして、地下へ降りるための簡素な折り返し階段は、なんと二重螺旋階段にじゅうらせんかいだんへと変貌へんぼうげていました。

 これは、凄いですね……。談話室を訪れた生徒たちが騒ぐわけです。

 

 おまけに、よく見ると柵や手すり、壁には装飾にまぎれて転落防止の魔術式などが仕込しこまれています……。先生たち一晩で頑張りすぎでは?

 しかし、この様子だと地下通学路のほうはどうなってるんでしょう? 

 

 よし! 今日は色々と徹底調査です!

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